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地区宅便 ポスト投函で荷物配送、1個120円で提供を開始

2023年 7月 6日 12:00

 セイノーホールディング100%子会社の地区宅便は7月1日、ポスト投函する小荷物配送サービス「コニポス」の提供を開始した。1都3県をエリアとし、同社のポスティング(メール便)のインフラを活用。価格は業界最安値という1個120円(期間限定のプレセールス価格)で、リードタイムは3~5日に設定し、追跡システムも用意している。

 
 新サービスの対象とする小荷物のサイズは、3辺合計60センチメートル以内で、かつ長辺34センチメートル以内、厚さ3センチメートル以内。重量は300グラムまでとしている。

 配達の流れは、まず発送する荷物を地区宅便の発送拠点である城北配送支店(埼玉県朝霞市)へ納品。配送先エリアを担当する配送支店へ荷物を運び、担当者ごとに仕分けを行う。各配送支店から実際に配達を行うスタッフ(約1万人)へ荷物を引き渡す。配達スタッフによって配達が行われ、都度「完了報告」が端末に送信される。

 リードタイムは3~5日と比較的緩やかな設定にしており、定期購入品などに適したサービスとしている。

 プレセール価格は12月31日までで、対象は都内の板橋区・北区・豊島区・練馬区・杉並区・中野区・渋谷区・目黒区・品川区、千葉県全域(一部過疎地を除く)、埼玉県全域(同)。

 地区宅便は、メール便に特化した環境負荷の低い「Green配送ネットワーク」(地域密着細分化により効率化した徒歩、自転車に配達組織)を活用し、これまで40年間にわたり配送業務を展開してきた。そこで培った追跡システムや配送管理ノウハウをポスト投函可能な小荷物に広げた今回の新サービスに取り組むことにした。今後は1都3県以外への拡大を検討していくという。
 
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