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楽天 原宿に韓国商品のO2O店、QRコードで楽天市場に誘導

2022年12月 8日 11:00

 楽天グループが運営する仮想モール「楽天市場」のO2O店舗「カルチャーマーケット サポーテッド・バイ・楽天」が12月1日、東京・原宿の「ラフォーレ原宿」1階にオープンした(前号で既報)。

 同店舗は韓国人気コスメブランドのマーケティングを手掛けるシーズマケットが運営しており、楽天市場に出店する10店舗15ブランドの商品100以上を揃えた。店舗面積は約60平方メートル。このうち1割程度は店舗でしか買えない商品という。

 楽天グループコマースカンパニーマーケットプレイス事業海外営業戦略部韓国事業課の阿部愛美マネージャーは「原宿は若年層を中心に新しい文化が発信される場所」と原宿に出店した理由を説明。同氏によれば、「巣ごもり」で韓国アイドルやドラマに触れる機会が増えたことなども昨今の韓流ブームの背景にあるという。

 楽天市場における韓国関連商品は約170万点で、化粧品やファッション、食品が人気を集めている。同モールにおける2021年の韓国関連商品の流通総額は、18年比で約2・8倍。特に韓国コスメの流通額はこの3年間で約6倍となっている。直近の商品数は6万点にのぼり、韓国コスメブランドの公式店舗数は4年間で約15倍となっている。「韓国コスメは一過性のブームから定番商品へとシフトしている」(阿部マネージャー)。

 来年3月末までの第1弾として、楽天市場」に出店する「ティルティル」や「コスアールエックス」、「クリオ」といった人気ブランドのコスメを販売。店頭に展示するQRコードをスマートフォンで読み取ることで、楽天市場における各店舗の商品ページに遷移できるようにした。なお、店舗は常設店となる。

 日本と韓国のインフルエンサーを招いたイベントのライブ配信(インスタライブ)や、店舗スタッフによるライブ配信を実施。配信中には楽天市場の販売ページへの誘導を行うという。シーズマケットの福元雄一社長は「体験とコミュニケーションをテーマにしているので、『K―POP好きを集めたイベント』『韓国留学したい人を集めたイベント』など、さまざまなイベントを随時企画していきたい」と話す。

 
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