サーモスは11月17日から同20日の期間限定で、同社初のショールーミングストアを東急プラザ銀座3階の特設スペースに出店した。展示商品数は約100点で、全商品に個別のQRコードを付けて公式オンラインショップへ誘導するなどOMO施策を展開。4日間の来場者総数は1000人以上で、「週末を中心に家族連れから年配の方まで幅広い層にご来場いただいた」(同社)と手応えを示した(画像㊤発表会に出席したサーモスの片岡有二社長(左)と、タレントの河北麻友子さん)。

　同社初のショールーミングストア「Touch!　THERMOS　Kitchen　Store(タッチ!サーモス　キッチンストア)」は、調理器具などのアイテムが150点を突破したことを記念して開設したもので、会場では真空保温調理器シャトルシェフや真空断熱スープジャー、フライパンなど約100点を展示した。

　商品はカテゴリーごとに分類・展示し、POPに商品説明とQRコードを表示して公式オンラインショップへ誘導。さらに、全商品にも個別のQRコードを付けて、各商品ページへダイレクトに遷移できるようにした。「フライパンやシャトルシェフなど重量のある商品は通販に好適で、ギフトとしての需要も高い」(同社)としている。

　来場者特典として、サーモス公式オンラインショップで利用可能な送料無料クーポンを配布し、オンラインでの購入を促した。ショールーミングストアの展示品を含む合計1000円(税込)以上の購入で送料が無料になる。利用期間は11月30日午後11時59分購入分まで。

　これに伴い16日に開催した発表会では、片岡有二社長が「実際に製品を手に取っていただき、サーモスのものづくりへのこだわりを感じていただきたい」と挨拶。また、タレントの河北麻友子さんがフライパンとスープジャーを使った「保温調理」に挑戦。フライパンでトマトソースを炒め、乾燥ショートパスタとトマトソースをスープジャーに入れて完成すると、「簡単すぎて料理じゃないみたい(笑)。フライパンは深さがあるのでソースがこぼれることもなく、安心して使えます。パスタはソースを変えるだけでレシピも広がり楽しい」と語った。

　このほか、11月16日から30日まで、サーモス公式インスタグラムアカウントをフォローして該当投稿にコメントすると抽選で合計10人にサーモスの製品が当たるキャンペーンを実施する。また、来年1月に東京ガスネットワーク料理教室でサーモス製品を使用した料理教室を開催するなど、様々な施策を通して製品の魅力を発信していく考え。