テレビ東京ホールディングスの通販事業子会社のテレビ東京ダイレクト(=TXD)は5月24日、メーカーの新商品開発や各地方の生産者の商品などの拡販を支援するクラウドファンディングサイトを立ち上げた。通販事業で培ったノウハウを生かして、事業者に代わって同社が商品説明文やキャッチコピーなどを作成、商品を効果的に訴求できるよう支援する。売れ行きのよい商品などについては展開するテレビ通販番組などでも販売していく。同サイトでの紹介商品を紹介する特番や同社が展開中の地域創生事業を通じてメーカーや地場の生産者の参加を促し、早期に同サイトで毎月10企画程度のプロジェクトが常時稼働している状況を目指すという。
新設した「ナナ福神」(=
画像)はサイト内でプロジェクト実行者(事業者)らが起案した商品および商品案に対し、利用者が金銭を支援して、その見返りに開発した商品を得ることができるいわゆる購入型クラウドファンディングとなる。利用者(支援者)から集めた資金のうち、手数料としてTXDが2割を徴収する。プロジェクト募集期間は最長3カ月。募集終了後、3カ月以内に商品を支援者に発送する。
手厚い支援体制が特徴で、一般的なクラウドファンディングサイトの場合、事業者は商品案の紹介ページを自分たちで作成する必要があるが、「ナナ福神」では事業者は商品または商品のサンプルと商品画像を用意すればテレビ通販のバイヤー経験者など通販に精通したTXDの担当者が商品または開発したい新商品の特徴などをヒアリングして事業者の代わりに売り上げを上げることができる商品説明文やキャッチコピーの案を用意する。なお、クラウドファンディングに慣れている事業者は商品紹介文などを自身で作成もできる。
「クラウドファンディングに慣れていない事業者は『どのように商品紹介ページ作ればよいか』『商品の説明文はどのようなものを用意したらいいか』などが分からず、参加に不安があることが分かった。そうであれば『こういう商品を売りたい』『こういうものを作りたい』という事業者の要望を伺い、通販番組の台本を作るような形で当社がそれらを代行することにした」(同社)という。また、参加を希望する事業者の商品または商品案が一定の基準に達していない場合でも、商品の訴求方法や改善案などを担当者が提案するなど話し合い、プロジェクト開始まで先導するなどのサポートも行っていく。
なお、クラウドファンディングサイトでの募集終了後、当該商品の一般流通に関しては制限はかけず、自由に販売が可能。売れ行きがよかった商品や当該事業者が希望する場合はTXDのテレビ通販番組や通販カタログなどで販売するなど拡販も支援する。
5月24日のスタート時点では文化軽金属鋳造の鍋(プロジェクト募集期間=約3カ月)、HiOLIのアイス(同)、西川の寝袋(同)、シロカの掃除機(同)、北杜食品の白だし(プロジェクト募集期間=36日間)、木の屋石巻水産の鯨缶詰(同)、ライモンの鍋(プロジェクト募集期間=約2カ月間)の7商品を掲載した。
今後、「毎月、コンスタントに10程度のプロジェクトが稼働している状況を作っていきたい」(同社)として、参加事業者および利用者の認知アップと利用促進を強化していく。一環として5月28日には「ナナ福神」に掲載する商品や商品開発の裏側を伝える特別番組「あなたの情熱、撮ってきてください!~テレ東、クラウドファンディングはじめました~」(午後1時28分から2時23分放送)をテレビ東京で放送する。「ナナ福神」に掲載している文化軽金属鋳造の鍋、HiOLIのアイス、シロカの掃除機をそれぞれ10~15分程度の尺で紹介するほか、他の商品についても1分程度で特徴や担当者からのメッセージなどを紹介して、「ナナ福神」に誘導する。当該特番は不定期ながら今後も継続して放送していくという。
また、同社が展開中の各自治体に対して地場産品や観光名所のPR活動などを行う支援して地域活性化を図る地域創生事業や昨年12月から開始したクラブツーリズムとの地域活性化事業などを通じて、各地域の優れた産品や伝統工芸品、また、そうした技術を活用した新商品などを開発できる地方の地場の生産者らへの参加も促していていきたい考え。
「『ナナ福神』の立ち上げで地方の生産者を含む中小事業者の商品開発を支援していきたい。一方で我々としてもこのプラットフォームを活用して当社のテレビ通販でも売れ筋となっていく商品を見つけていきたいという想いもある。テレビ通販で販売する商品はある程度、在庫を用意する必要があるなどリスクもある。『ナナ福神』で販売して実績を出して、自信がついた事業者が当社の販売チャネルを使ってさらに商品を拡販できるような仕組みを作れれば」(同社)としている。
新設した「ナナ福神」(=画像)はサイト内でプロジェクト実行者(事業者)らが起案した商品および商品案に対し、利用者が金銭を支援して、その見返りに開発した商品を得ることができるいわゆる購入型クラウドファンディングとなる。利用者(支援者)から集めた資金のうち、手数料としてTXDが2割を徴収する。プロジェクト募集期間は最長3カ月。募集終了後、3カ月以内に商品を支援者に発送する。
手厚い支援体制が特徴で、一般的なクラウドファンディングサイトの場合、事業者は商品案の紹介ページを自分たちで作成する必要があるが、「ナナ福神」では事業者は商品または商品のサンプルと商品画像を用意すればテレビ通販のバイヤー経験者など通販に精通したTXDの担当者が商品または開発したい新商品の特徴などをヒアリングして事業者の代わりに売り上げを上げることができる商品説明文やキャッチコピーの案を用意する。なお、クラウドファンディングに慣れている事業者は商品紹介文などを自身で作成もできる。
「クラウドファンディングに慣れていない事業者は『どのように商品紹介ページ作ればよいか』『商品の説明文はどのようなものを用意したらいいか』などが分からず、参加に不安があることが分かった。そうであれば『こういう商品を売りたい』『こういうものを作りたい』という事業者の要望を伺い、通販番組の台本を作るような形で当社がそれらを代行することにした」(同社)という。また、参加を希望する事業者の商品または商品案が一定の基準に達していない場合でも、商品の訴求方法や改善案などを担当者が提案するなど話し合い、プロジェクト開始まで先導するなどのサポートも行っていく。
なお、クラウドファンディングサイトでの募集終了後、当該商品の一般流通に関しては制限はかけず、自由に販売が可能。売れ行きがよかった商品や当該事業者が希望する場合はTXDのテレビ通販番組や通販カタログなどで販売するなど拡販も支援する。
5月24日のスタート時点では文化軽金属鋳造の鍋(プロジェクト募集期間=約3カ月)、HiOLIのアイス(同)、西川の寝袋(同)、シロカの掃除機(同)、北杜食品の白だし(プロジェクト募集期間=36日間)、木の屋石巻水産の鯨缶詰(同)、ライモンの鍋(プロジェクト募集期間=約2カ月間)の7商品を掲載した。
今後、「毎月、コンスタントに10程度のプロジェクトが稼働している状況を作っていきたい」(同社)として、参加事業者および利用者の認知アップと利用促進を強化していく。一環として5月28日には「ナナ福神」に掲載する商品や商品開発の裏側を伝える特別番組「あなたの情熱、撮ってきてください!~テレ東、クラウドファンディングはじめました~」(午後1時28分から2時23分放送)をテレビ東京で放送する。「ナナ福神」に掲載している文化軽金属鋳造の鍋、HiOLIのアイス、シロカの掃除機をそれぞれ10~15分程度の尺で紹介するほか、他の商品についても1分程度で特徴や担当者からのメッセージなどを紹介して、「ナナ福神」に誘導する。当該特番は不定期ながら今後も継続して放送していくという。
また、同社が展開中の各自治体に対して地場産品や観光名所のPR活動などを行う支援して地域活性化を図る地域創生事業や昨年12月から開始したクラブツーリズムとの地域活性化事業などを通じて、各地域の優れた産品や伝統工芸品、また、そうした技術を活用した新商品などを開発できる地方の地場の生産者らへの参加も促していていきたい考え。
「『ナナ福神』の立ち上げで地方の生産者を含む中小事業者の商品開発を支援していきたい。一方で我々としてもこのプラットフォームを活用して当社のテレビ通販でも売れ筋となっていく商品を見つけていきたいという想いもある。テレビ通販で販売する商品はある程度、在庫を用意する必要があるなどリスクもある。『ナナ福神』で販売して実績を出して、自信がついた事業者が当社の販売チャネルを使ってさらに商品を拡販できるような仕組みを作れれば」(同社)としている。