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同社が顧客の囲い込みなどを狙い、2014年から三井住友カードと提携して発行を開始した自社クレジットカード「アマゾンマスターカード」はこれまで年会費税込1万1000円の上位カード「アマゾンマスターカード ゴールド」と年会費税込1375円(初年度無料。翌年も前年に1回以上の利用があれば無料)の一般カード「アマゾンマスターカード クラシック」の2種類を発行してきたが、11月1日からは「アマゾンプライムマスターカード」および「アマゾンマスターカード」の発行に切り替える。同社の有料会員「プライム会員」には「アマゾンプライムマスターカード」を非会員には「アマゾンマスターカード」を発行することにする。
新たな2つのカードはともに年会費を永年無料化。一方で同社の通販サイトでの買い物時に購入額に応じて付与する独自ポイント「Amazonポイント」の還元率を引き下げる。現行カードの還元率は上位カードである「ゴールド」は2・5%、一般カード「クラシック」はプライム会員の場合は2%、非会員では1・5%だったが、新カードでは上位・通常カードともに保有者がプライム会員の場合は2%、非会員は1・5%に統一。上位カードの1つのメリットであったポイント最大還元率は従来の2・5%から2%に下がることになる。なお、現行の「ゴールド」保有者については新カード移行後も2・5%の還元率は維持される。
アマゾンの通販サイト以外で利用した場合のポイント還元率についても変更。現状は1%だが、新たにセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの各コンビニエンスストアで決済した場合は1・5%とした。なお、コンビニ以外の店での利用時はこれまで通り1%となる。
このほか、現状、「ゴールド」にのみ付帯している旅行傷害保険(最高5000万円まで)は新カードでは2種類とも最高2000万円までの付帯に変更。また、現状、「ゴールド」が年間300万円、「クラシック」が同100万円までとしているショッピング保障については新カードでは2種類とも年間200万円となる。
11月1日から、既存のクレジットカード保有者に対して新カードへの自動切り替えを実施。新規のカード申し込みは11月中から開始を予定している。