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千趣会、50代向けカタログ創刊、「大人の服」顧客基盤拡充へ

2010年 9月 2日 10:28

千趣会(本社・大阪市北区、行待裕弘社長)は、新カタログ「大人の服 kurasufuku」を創刊した。40代後半から50代の"アラウンド・フィフティ"女性をターゲットにしたもので、子育てがひと段落した層や仕事のキャリアを積み上げてきた層に、おしゃれや暮らし方をより自由に楽しめるような商品を提案する。同社の主要顧客は40代女性だが、同カタログの展開で、年齢を重ねる既存顧客の受け皿とするとともに、新たな客層の開拓を推進。初年度8億円の売り上げを目指す。

今回発刊した「大人の服」は、春夏、夏、秋冬の年3回発行する。創刊号となる2010年秋冬号は、A4判・164ページで発行部数は約100万部になる。

 掲載商品は、衣料やインナー、バッグ、雑貨など3200品番で、中心価格帯はニット類が6000円前後、カットーソー類が4000円前後、ボトム類が6000円前後になる。衣料については、肌触りのよい高品質な素材を使用するほか、ターゲット層の体型を考慮したパターンを強化し全体的にすっきりと見えるようにしたオリジナル商品を中心に展開する。

 創刊号では、巻頭でモデルの黒田智永子さんと作ったオリジナルのシックカジュアルブランド「10carat(テンカラット)」を紹介。商品は、「テーラードジャケット」や「ブラックシャツドレス」、「ボーイフレンドデニム」など10品目(税込3990~1万3800円)で、モデルには黒田さん自身を起用。商品写真を大きめに使い、機能や特徴を説明している。

 また、アラウンド・フィフティ女性の興味や生活に密着した読み物的な要素も取り入れており、秋の行楽シーズンに因み、仲良し3人組みが益子焼の里(栃木県芳賀郡益子町)へ旅行に行くという設定の企画ページも掲載。目的地で別行動をとり3人それぞれが訪れる場所や個性をイメージした商品を掲載し、企画ページの最後で旅行関連商品も紹介する。

 このほかに着まわす、重ねるといった着かた、着映えや素材などの切り口でナチュラルテイストの衣料品や普段着を紹介するなどニーズに応じた商品提案を行っている。


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