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アイランド調査 45%が購入回数増加、コロナ禍の食品通販利用

2020年 8月 6日 07:36

お取り寄せなどのくちコミサイトの運営などを行うアイランドは7月17日、お取り寄せ情報サイト「お取り寄せネット」のユーザーを対象にした新型コロナウイルス感染症拡大後の食品のネット販売に関するアンケートの結果を発表した。それによると、ネットで食品を購入する回数が「増えた」と回答したのは45%で、今後の購入が「増える」との回答も45%となった。コロナ禍の初期では長期保存可能な食品や手軽な調理の惣菜類に対するニーズが高かったが、緊急事態宣言中・解除後はフードロスや営業自粛の店舗の応援・支援を重視する傾向が強まっているとしている。

 
 アンケートは6月20~30日に実施し、454人から回答を得た。回答者は30~50代の女性層が中心だった。
 新型コロナウイルス拡大前と比べ、1カ月あたりのネットでの食品購入の回数がどの程度増えたかを尋ねると、「3~4回」が最多で43%になった。「1~2回」は33%、「5~6回」が16%。また1カ月の購入額の増加は「5000円未満」が44%、「5000~1万円未満」が31%、「1万円以上」が25%となっている。

 購入が増えた理由(複数回答)では、「自宅で食事をする機会が増えたから」が65%で最も多い。以下、「自粛要請があり、外出を控えていたから」が57%、「ショップの応援・支援購入をしたいから」の43%が続いている。

 今後、ネットでの食品購入の回数が増えるとの回答者に理由を聞くと、「インターネットの便利さを再確認した」「お店に行くのが心配。外食が減った分、ワンランク上のものを購入したい気持ちが高まる」などの回答があった。これに対し、購入回数が「変わらないと思う」との回答者(54%)の理由としては「記念日に利用するくらいだと思うので」「自粛中、食費が増えてしまい節約しないといけないと思ったため」などの回答が挙がった。

 今後、ネット販売で購入が増えそうな食品ジャンル(複数回答)では、「洋菓子」が最も多く50%、「おかず・惣菜」が2位で47%、以下、「米」の42%、「肉」の41%と続いた。
 
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