イオングループで衣料品専門店を展開するコックスは12月15日、EC限定のメンズブランド「ノーニード」と、テレビの恋愛バラエティー番組で人気のじゅんきさんがプロデュースするブランド「ヒューマングラフィックス」のポップアップストアを東京・表参道で開催した。

　両ブランドは同時期にブランドとして始動しており、ファッション業界を盛り上げる目的で昨年11月にコラボ商品3型を開発。「ノーニード」が提案する韓国ネオストリートスタイルのエッセンスと、「ヒューマングラフィックス」が得意とするデザイン性の高いアートワークをミックスしたトレーナー1型とパーカー2型を「ゾゾタウン」で販売しており、今回のポップアップストアも合同で開催した。

　ポップアップでは、コラボ商品3型に加え、「ノーニード」単独のアイテムとしてアウター3型、パーカー1型、トレーナー1型、長袖Tシャツ2型の7型を販売した。

　「ノーニード」の顧客は男性中心だが、今回の来場客はじゅんきさんのファンが多く、女性ユーザーの開拓につながったようだ。また、「ヒューマングラフィックス」単独の商品は販売しなかったため、両ブランドの相互購買はなかったが、コラボ商品を中心に複数買いなど、ユーザーの反応は良かったという。

　ポップアップでの購入者には特典として、コラボステッカーをプレゼントしたほか、記念撮影も行った。

　コックスによると、今回のポップアップではユニセックスで着てもらえるニーズに気づくことができたほか、普段は韓国ストリートで商品を取りそろえているが、そうした系統ではないユーザーからも尖ったアイテムの購買があるなど、直接消費者とコミュニケーションをとることで新たな気づきや、今後の商品企画に生かせる場となったとしている。