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オアシススタイルウェア スーツ風作業着で効果検証、一般的なスーツと比べ疲労度が5分の1に、鹿屋体育大学が協力

2019年11月21日 16:05

 スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ(WWS)」を手がけるオアシススタイルウェアは11月15日、鹿屋体育大学と実施したWWSの研究成果発表会見を東京の本社で開催した。

 研究内容は同大学水泳部員の21人(男性11人、女性10人)を対象に、前頭部に簡易脳波計を装着し、WWSと通常のスーツを着用した状態での運動、テスト時の集中力と作業効率などを比較した結果、WWSは着用時の快適度が高く、疲労数値は一般的なスーツの約5分の1だったほか、WWSは他の環境に干渉されづらく、集中力が向上することが確認できた。

 また、水泳部員が遠征での移動着としてWWSを着用した際、選手からは「着心地はジャージと変わらない」などのポジティブな意見が多く得られたという。研究に協力した同大学の萩原悟一准教授は、「WWSが疲れにくいスーツであることが科学的に証明された」とした。

 成果発表後にはWWSを通販サイトで扱うロコンドの田中裕輔社長が登場。WWSの良さを聞かれた田中社長は「子どもが2人いるため、奥さんはアイロンがけの必要なものが多いと機嫌が悪いが、(形態安定の)WWSのお陰で喧嘩が減った」と笑いを誘った。

 また、オアシススタイルウェアではスーツ上下で2万8000円という価格面と、ストレッチ性や速乾、撥水、多収納、形態安定などの機能性を強みに消費者向け、企業への導入がともに好調で、今期(2020年2月期)の売上高が前年比3倍の3億円、来期は10億円を計画していることを明らかにした。

 同社の中村有沙社長は「(スーツに見える作業着という)”面白枠”にとどまることなく、高機能×リーズナブルで機能系スーツのナンバーワンブランドを目指す」と意気込みを語った。
 
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