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まくびープラネット アフィリエイトを最適化、媒体別に効果分析しLP改善へ

2017年12月25日 11:29

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 アフィリエイト広告の活用で課題となるのは、大半の媒体に汎用性の高い同一クリエイティブのランディングページ(LP)を使わなければならない点だ。ただ、実際の掲載サイトは個々のアフィリエイターによって異なる。サイトによってLPとの相性も違う。成果報酬型広告の運用支援を行うMacbeePlanet(=まくびープラネット)は、これら無数にあるサイトを個別に分析、改善できるツールを開発した。

 事業者にとって成果報酬型の「アフィリエイト広告」は取り掛かりやすい広告手法の一つ。16年のネット広告の市場は前年比約15%増の2000億円を超える見込みだ。

 ただ、市場拡大とともにその運用は難しくなっている。広告主の数が増える中で成果報酬が高騰し、アフィリエイターも顧客を獲得できるLPの見極めにシビアなっているためだ。有力アフィリエイターに扱ってもらうのは難しく、一方でASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)への月額登録料は負担になる。運用で成功するには、個々の掲載サイトに応じたLPの最適化が不可欠だ。

 こうした中、まくびープラネットが11月から提供を始めた新ツールが「Robee(ロビー)」だ。アフィリエイターの掲載サイト一つひとつにフォーカスして獲得効率などを分析、これに応じてLPを改善できるもの。無数にある掲載サイトを管理し、改善できるツールは初めてとみられる。

 最大の特徴は、掲載サイトごとにLPの直帰率や流入数、読了率、コンバージョン率を把握できること。サイトの先にあるユーザー属性や購入プロセス、ユーザー心理を分析し、サイト単位でLPを改善できる。

 例えば、「60代、コスメ」で検索してきた女性にはLPのファーストビューや体験談、くちコミも同世代のもの採用したLPを表示。フォントサイズの大きくし、コンテンツを簡素化するなどして読了率を高めるといった対応がとれる。

 同様に「サンプル」検索から誘導されたLPにはアップセル、LPへの流入段階で購入意識の低いフェイスブック広告の接点に対してはポップアップ表示でキャンペーンを打ち出すなど購買意欲を喚起したりできる。同じ検索ワードからの流入に対して二つのLPの比較テストも行える。

 ユーザーのIPアドレスから、アクセスエリアを特定できる「どこどこJP」とも連携。閲覧エリアに応じたポップアップやLPの表示も行える。

 LPの画像切り替えでは、同じURLで管理できるのも特徴。異なるURLのLPを用意することなく、画像を変更できる。事業者にとって複数のURLの管理・運用は負担になるが、同一URLで管理できるため人的リソースの削減にもつながるという。

 まくびープラネットは、成果報酬型広告の運用コンサルティングだけでなく、商品の認知向上に向けたプロモーションなども手掛ける。

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