オットージャパンは、30代女性をコアターゲットにしたオリジナルのファッションブランド「ファビア」の店舗展開を強化する。4月21日に初の常設店となる路面店を東京・表参道に開設したのに続き、6月23日に常設の2号店を二子玉川ライズ・ショッピングセンターのタウンフロント3階にオープンする(=
画像はイメージ)。新店舗には新しい仕掛けを盛り込んだ"ミラーサイネージ"を設置するなど、リアルとウェブのシナジー創出に向けた布石も打つ。
新店舗の売り場面積は約100平方メートルと大きく、路面店(表参道店)と同様にくつろげるスペースや3つのフィッティングルームを用意するなど、リッチな空間を大事にしながらも、しっかり商品を置いて売り上げを確保する店舗を目指す。
壁は少なく、オープンな作りで、クローゼットのようなハンギング陳列を行うほか、ウィンドウになるメインステージには小物なども置いて部屋の雰囲気を出す。
MD面はワンランク上のライン「ファビュラス・コレクション」を中心に据えつつ、ミドルレンジからプチプラまで普段使いしやすいアイテムもそろえ、雑貨を含めて約200アイテムを販売する予定だ。
加えて、新店では52インチのミラーサイネージを導入し、顧客が買い物をより楽しめる工夫を凝らす。同サイネージはマジックミラーの裏にモニターとウェブカメラを装着し、パソコンとつなぐことで新たなサイネージ展開が可能になった。
新店のオープン時は一般的なデジタルサイネージとして活用。モニターに映る商品画像や動画がミラーを通じて見られるが、来店客が前に立つと人感センサーが反応して姿見(ミラー)に切り替わる。
第2弾は2カ月以内をメドに、商品に付けた専用タグをミラーにかざすとウェブカメラがタグの情報を読み込み、瞬時に当該アイテムの色バリエーションやコーディネート画像、モデル着用動画といった通販サイトのコンテンツをミラーに表示できるようにする。
ミラー全体がタッチパネルになっており、iPadの操作感で見たい情報が探しやすいほか、ミラー上にQRコードを表示することで、利用者はスマホサイトでゆっくり当該商品をチェックすることもできる。
同社は「リテールブランドと異なる最大の特徴は商品の画像や動画をたくさん持っていること」(大久保武執行役員兼ファビア事業部門長)とした上で、「Eコマースプレイヤーが手がける店舗の強みやあり方を具現化していく」(同)とする。
表参道店が好調 常設1号店の表参道店は、「ファビア」の世界観を表現する"旗艦店"として採算性よりもブランディングや顧客とのコミュニケーションを重視してスタートしたが、約1カ月半が経過し、売り上げは目標値を約40%上回るなど好調だ。
表参道エリアということもあって良質な来店客が多く、客単価やセット率も高い。客単価はECと比較すると1・3倍以上という。ミドルプライスの商品が買い上げの上位に位置するほか、ウェブでも売れているプチプラアイテムの反応もよく、組み合わせて購入されているようだ。
販売員の肌感覚では来店客の買い上げ率は50%で、店の作りから高めの商品が並んでいると感じて入店する人も多く、商品とコストパフォーマンスの良さに購入を即決するケースが目立つほか、大きなフィッティングルームやメーク直しができるスペース、デッキなどゆっくり過ごせる工夫も好評で、顧客がつき始めているという。
また、同社はこれまで、都内を中心にトラフィックの多い場所で期間限定店を展開してきたことで、ブランドの認知が高まってきており、路面店への来店や再購入にもつながっていると分析。今後、期間限定店もエリアを変えながら展開して顧客接点の強化を図る。
新店舗の売り場面積は約100平方メートルと大きく、路面店(表参道店)と同様にくつろげるスペースや3つのフィッティングルームを用意するなど、リッチな空間を大事にしながらも、しっかり商品を置いて売り上げを確保する店舗を目指す。
壁は少なく、オープンな作りで、クローゼットのようなハンギング陳列を行うほか、ウィンドウになるメインステージには小物なども置いて部屋の雰囲気を出す。
MD面はワンランク上のライン「ファビュラス・コレクション」を中心に据えつつ、ミドルレンジからプチプラまで普段使いしやすいアイテムもそろえ、雑貨を含めて約200アイテムを販売する予定だ。
加えて、新店では52インチのミラーサイネージを導入し、顧客が買い物をより楽しめる工夫を凝らす。同サイネージはマジックミラーの裏にモニターとウェブカメラを装着し、パソコンとつなぐことで新たなサイネージ展開が可能になった。
新店のオープン時は一般的なデジタルサイネージとして活用。モニターに映る商品画像や動画がミラーを通じて見られるが、来店客が前に立つと人感センサーが反応して姿見(ミラー)に切り替わる。
第2弾は2カ月以内をメドに、商品に付けた専用タグをミラーにかざすとウェブカメラがタグの情報を読み込み、瞬時に当該アイテムの色バリエーションやコーディネート画像、モデル着用動画といった通販サイトのコンテンツをミラーに表示できるようにする。
ミラー全体がタッチパネルになっており、iPadの操作感で見たい情報が探しやすいほか、ミラー上にQRコードを表示することで、利用者はスマホサイトでゆっくり当該商品をチェックすることもできる。
同社は「リテールブランドと異なる最大の特徴は商品の画像や動画をたくさん持っていること」(大久保武執行役員兼ファビア事業部門長)とした上で、「Eコマースプレイヤーが手がける店舗の強みやあり方を具現化していく」(同)とする。
表参道店が好調
常設1号店の表参道店は、「ファビア」の世界観を表現する"旗艦店"として採算性よりもブランディングや顧客とのコミュニケーションを重視してスタートしたが、約1カ月半が経過し、売り上げは目標値を約40%上回るなど好調だ。
表参道エリアということもあって良質な来店客が多く、客単価やセット率も高い。客単価はECと比較すると1・3倍以上という。ミドルプライスの商品が買い上げの上位に位置するほか、ウェブでも売れているプチプラアイテムの反応もよく、組み合わせて購入されているようだ。
販売員の肌感覚では来店客の買い上げ率は50%で、店の作りから高めの商品が並んでいると感じて入店する人も多く、商品とコストパフォーマンスの良さに購入を即決するケースが目立つほか、大きなフィッティングルームやメーク直しができるスペース、デッキなどゆっくり過ごせる工夫も好評で、顧客がつき始めているという。
また、同社はこれまで、都内を中心にトラフィックの多い場所で期間限定店を展開してきたことで、ブランドの認知が高まってきており、路面店への来店や再購入にもつながっていると分析。今後、期間限定店もエリアを変えながら展開して顧客接点の強化を図る。