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アマゾンジャパン スピード配送が都内ほぼ対象に、市川と浦安でも開始

2016年 2月25日 10:44

 3-1.jpgアマゾンジャパンは2月23日、有料会員「アマゾンプライム会員」向けに展開するスピード配送「プライムナウ」の対象エリアを都内12区および千葉・市川市、浦安市まで拡大した。これにより都内は練馬・板橋・北・豊島・中野の5区を除く18区(全域は世田谷および目黒の2区のみで他区は一部地域のみ)が対象となった。

 都内には世田谷区内にすでに専用倉庫を設けているが、都内東部や千葉への配送に対応すべく、新たに江東区内に専用センターを開設し、そこを拠点に1時間以内に配送する「1時間以内配送」と午前6時から深夜12時まで2時間単位の配送時間を選択して当該時間枠内に配送する「2時間便」を展開。対象商品数は約1万9000点で牛乳や卵、冷凍・冷蔵食品、調味料などの食料品、水やソフトドリンク、酒などの飲料、洗剤やシャンプー、ベビー用品などの日用品のほか、ペット用品、PC周辺機器、コピー用紙や文房具、家電、ギフト商品など他地域と同様の品ぞろえのほか、地域特性などを踏まえて、新たに通勤や出張に必要な男性用ワイシャツ、ネクタイ、ソックス、下着類、帰宅途中や帰宅後のトレーニングに必要なランニング用イヤホンや筋トレグッズ、ヨガマット、商業施設でも使用するガムテープや梱包用品、台車、段ボール、工具なども新たに加えたという。

 「プライムナウ」は東京・等々力に専用配送拠点「プライムナウ 専用FC」を設置して昨年11月19日に東京・世田谷区や目黒区など都内8区を対象地域としてスタート後、12月3日には対象エリアを神奈川・川崎市の高津区および中原区まで拡大。今年1月12日からは川崎市内の宮前区と多摩区および東京・調布市と狛江市まで広げ、さらに1月26日からは新たに大阪・淀川区内および横浜・鶴見区内に専用配送拠点をそれぞれ設置し、大阪(大阪市内17区および守口市、摂津市、吹田市、豊中市)、兵庫(尼崎市・伊丹市)、横浜(11区)の一部地域。また、川崎市内のカバーエリアをさらに広げ、川崎区と幸区でも「プライムナウ」を開始している。

 なお、地域属性を考慮して拠点によって、対応時間や品ぞろえを変えており、「1時間以内配送」の配送時間は東京の拠点(世田谷・江東の2拠点)では午前6時から深夜1時までなのに対して、大阪と横浜の拠点では深夜12時までとなっている。取扱商品数に関しても今回、新設した江東区の拠点は1・9万点に対して、世田谷の拠点は1・8万点。大阪および横浜の拠点では1・5万点となっている。品ぞろえもベースはどこも同様のようだがたこ焼きやお好み焼き、餃子など各地域に馴染みのある冷凍惣菜や調味料など様々な商品を顧客属性にあわせて追加するなどしているようだ。
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