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副社長には、R&Y出身の竹尾昌大氏と、銀座ステファニー出身の安藤恵子氏がそれぞれ就任する。竹尾氏は、新規顧客の獲得と定着を、安藤氏は既存顧客の育成やフォローを主に担当していく。
合併に合わせて組織も再編。銀座ステファニーが知見を持たない新規獲得や定期引き上げの関連部署は、R&Y出身者を中心に両社の人材で構成する。データベースのシステム統合は来年の早い段階に終える予定。
合併に併せ、今後は化粧品事業を核に顧客の囲い込みを進め、事業拡大を目指していく。年率5%程度の成長率を維持していく。
新規獲得では、折込チラシやインフォマーシャル、ウェブなど積極的な広告投資で事業を拡大してきたR&Yの知見を活かす。銀座ステファニーは、2012年にキャンペーン施策を数カ月実施したのを最後に新規獲得を行っていない。このため、当面はR&Yの主力商品だった「プラセンタ100」を新規獲得商材に活用。9月以降、銀座ステファニーが展開する化粧品などでテストを行い、新規獲得商材の育成を図る。来期以降、化粧品での新規獲得を本格化する。
一方、既存顧客のLTV向上に向けて独自の顧客担当制「コンシェルジュサービス」を敷く銀座ステファニーのノウハウをR&Yの顧客に活かしていく取り組みも検証する。今後、美容だけでなく健康関連の情報を持つカウンセラーとしても研修を充実。フォローコールの実施などで定期顧客の定着を図っていく。
流通戦略も強化する。「プラセンタ100」は現在、ドラッグストア500店舗でも展開。適正な販売価格を維持した上で、テレビCMとの連動など利益回収できる事業モデルの構築をテストしてきた。下期で1億円以上の売り上げを目標に掲げ、来期以降、販売ルートの拡大を進めていく。
合併以前の2社の直近の売上高は、銀座ステファニーが約60億円(13年12月期)。R&Yが約52億円(13年6月期)だった。