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「ゾゾコレ」では約200ブランド・70テナントがブースを構えた。ブランドごとに限定アイテムの販売やノベルティの配布、ワークショップの開催などを行った。
「ゾゾコレ」の入場料金は1000円(12歳以下は無料)で、チケットは「ゾゾタウン」内の特設ページを通じて販売した。
入場者は各ブースで商品を手にとったり試着して、ほしい商品があればチケットのバーコードを専用端末で読み取ってもらい予約購入を行う仕組み。会場内で商品を予約すると販売金額の10%を「ゾゾ」ポイントとして還元するという特典を付けた。
「構想期間は約3年。準備に約1年掛かった」(前澤社長)という今回のイベント。秋冬モノの新作アイテムを予約販売することによって、値下がり傾向にある衣料品を、より多く定価で販売していくのが狙いのようだ。
参加ブランドのトップは「ネットでモノが売れないブランドはリアルでも売れない。逆にリアルで売れない店はネットでも売れない。Eコマースとリアルの顧客を結ぶ今回のイベントは新しい時代のスタート」(ビームスホールディングス設楽洋社長)や、「ネットとリアルの融合・連携が始まる。参加企業は新しい価値創造を」(ユナイテッドアローズ重松理会長)などと期待を寄せた。
そのほか、出店ブランドからは「『ゾゾ』ユーザーの生の声を聞ける貴重な機会」「1社単独でなく共同で行うことで集客面への影響は大きい」「商品の品質を直接見てもらえる」といった反応の一方で、「出店料が高すぎる」という声も聞かれた。
スタートトゥデイの発表によると、2日間の総来場者数は1万人で、平均年齢は29歳(男女比はほぼ同じ)。期間を通しての総受注額は1億5000万円となった。なお、9月21日からは通販サイト「ゾゾタウン」内でも「ゾゾコレ」を実施し、予約受付を行っていく。