ピエトロは４月25日、アンテナショップを開設した。東京・有楽町に開設し、全社的な営業拠点として位置付ける。店舗で通販限定の新商品を紹介するほか、セット販売の通販限定商品のバラ売りに対応。店舗ユーザーのまとめ買いで通販に誘導し、店舗と通販の相互送客を図る考え。

　開設したアンテナショップは「ピエトロドレッシング」（写真）。東京・有楽町の東京交通会館２階に構え、店舗面積は90・９平方メートルとなる。通販限定で販売するパスタソースやスープ、ミルクジャムなどのほか、店頭販売のドレッシングなど全商品を販売する。新商品はアンテナショップで先行発売し、情報発信の場として位置付ける。

　店舗内には25席のイートインコーナーを併設。サラダやドリンク、スープ、パンなどを用意した。サラダは福岡県能古島産のリーフ野菜を自由に詰められるスタイルで提供する。飲むヨーグルトやオニオンティーなどの通販商品を店内で飲食できる。

　また、常駐スタッフとして管理栄養所や野菜ソムリエ、ピエトロコンシェルジュを配置し、ドレッシング全商品の試食やドッシングを試用したレシピを紹介。また、デザインボトルの作成サービスや、キャップのリサイクルを実施する。キャップを使ったアートイベントなどを企画し、首都圏での認知度向上につなげる考え。

　アンテナショップのオープンに合わせて、通販の優良顧客にダイレクトメールを発送。商品プレゼントを告知し、来店客の促進を図った。通販で扱うセット商品の試食を兼ねた単品購入が多かったという。店舗ユーザーのリピート購入で通販利用が活発化し、相互送客ができたとしている。

　通販事業は今期、フェイスブックなどのＳＮＳを活用した販促で新規客層の開拓を目指す方針。ＳＮＳを活用した店舗と通販の相互送客で売上高を拡大したい考え。