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山田養蜂場 〝蜂屋の京土産〟で訴求、京都の観光地に直営店

2011年 7月28日 17:06

041.jpg 山田養蜂場は8月4日、京都市内に通算10店目となる直営店をオープンする。これまで集客力のある商業施設などを中心に店舗展開を行ってきたが、今回の店舗は初の観光地出店となるもの。これにあわせ、店舗コンセプトも"蜂屋の京土産"とし、古都情緒のテイストを盛り込んだ店作りとしている。

   今回、オープンする「山田養蜂場 京都二年坂店」(京都市東山区枡屋町351―6)は、清水寺まで徒歩12分という観光地立地の店舗。京町屋を改装した木造2階建てのフリースタンディング型の店舗で、店舗面積は15・7坪(延べ床面積25・5坪※2階部分は倉庫)、営業時間は午前10時から午後7時(不定休)までになる。

 これまで同社は、「リトルビーハウス」などの店名で、"自然"や"美""癒し"養蜂場をイメージした店舗を展開してきたが、今回の「二年坂店」では、日本を代表する観光地への出店であることを踏まえ、「山田養蜂場」の店名とするとともに、古都情緒が感じられる"土産物屋"にした。因みに、今後新設する店舗は「山田養蜂場」の店名とし、店舗イメージの統一を図っていくという。

 「京都二年坂店」で取り扱う商品は、はちみつ関連の食品や飲料、健康食品、化粧品など数百アイテム。ソフトクリームなどのテイクアウト商品が食べられるイートインコーナーを設け、観光客が気軽に立ち寄り休憩できるようにするなど、立地特性に応じた工夫も盛り込んだ。

 土産屋のコンセプトに基づき、秋口にはオリジナルの京都土産として、はちみつを使った人形焼や生八つ橋、プリンのほか、「手拭」「あぶら取り紙」などのグッズの販売(一部商品は他店舗でも販売)も予定する。

 山田養蜂場の直営店舗は、顧客が商品を手に取って確かめられる場の創出を目的としたもの。これまで商業施設や主要駅の隣接施設など、日常生活の中のショッピング的な面から顧客との接点を構築してきたが、今回の「京都二年坂店」では、観光の切り口でより幅広い層との接点構築を狙う。観光目的の来店客をどれだけ通販利用へつなげることができるか、今後の動向が注目されるところだ。


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