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キューサイ ビギナー向け青汁発売、美容訴求で4種類の「味変」で継続促す

2020年 4月16日 13:30

 キューサイは4月1日、青汁の新商品を発売した。青汁ビギナー向けに、ケールに豊富に含まれる美容関連の成分に着目して開発。若年層を中心に新規獲得を進める。ECを中心としつつ、GMSやバラエティショップなど店舗向け卸の展開も視野に入れる。

 






 新商品「ケールdeキレイ」(=画像)は、飲みやすさにこだわった。ケール特有の苦みなどに苦手意識を持つ社員が中心となって開発。「菌活」「筋活」「温活」「美活」という美容に関する4つのコンセプトで開発した。

 商品は、乳酸菌等を配合した「するりんフルーツ」、タンパク質が豊富な大豆やアーモンドミルクを含む「美ボディきなこ」、3種類の生姜などを配合した「ぬくぽかジンジャー」、レモンなどのフルーツ、コラーゲン等を配合した「うるつやレモン」の4種類を展開する。2種類(各15本入り、2袋で税込3780円)を自由に組み合わせることができるほか、4種類の味を楽しめる「スペシャルアソート」(4種類30本入り、同)を展開する。気分やコンディションで味を変えられ、飽きずに続けられるよう設計した。自社で行った味分析からも従来品に比べ、「さっぱり」「まろやか」など、青汁ビギナーに適した味になっているという。

 青汁の売り上げは非公表だが、総売上高に占める割合は約1割にとどまる。一方、キューサイは、青汁の会社というイメージが定着。青汁の中心顧客も60歳以上が8割を占める。

 最近では、ケールの美容効果に対する関心が高まり、スムージーなど「グリーンチャージ市場」の拡大、スーパーでの生鮮ケールの取り扱いも増加している。

 こうした中、昨年10月に「ケール事業」への転換を発表。「青汁」だけではなく、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEやカルシウムなど美容成分を豊富に含む「ケール」の作用に着目した事業展開を強化している。ケールを使った化粧品ブランドも立ち上げている。内外美容の提案を強化したり、ポップアップストア等の体験イベントを通じ、若年層へのすそ野拡大を図る。

 
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