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アスクル、"ロハコ"で初のTVCM

2015年10月 2日 14:04

44.jpgアスクルは9月29日から、運営する日用雑貨のネット販売サイト「LOHACO(ロハコ)」のテレビCMの放映を全国で開始した。テレビCMを含むマス広告は初めて。従来までネット広告などが集客策の中心だったが、ネット上での集客策の効果やこれまで以上にコンバージョン率を高めるには知名度を上げる必要があると判断、マス広告の実施に踏み切った。CMで認知度を高め、サイトへの集客数アップや今夏から配信を始めた新アプリのダウンロードを促進、一気に新客獲得と売上規模の拡大を狙う。

「ロハコ」のテレビCM「ロハコな暮らし篇」(15秒・30秒=画像(上))にはコアターゲットであるF1、F2層に知名度が高いという女優の榮倉奈々さんを起用。榮倉さんがパートナーと暮らす一軒家を舞台に榮倉さんが歌うアニメ「ひみつのアッコちゃん」の替え歌に乗せて、生活の様々なシチュエーションの中で使用される「ロハコ」の商品やそれにより得られる豊かなライフスタイルを訴求。後半に「だいじに暮らす、を買うロハコ。」というメッセージとともに今夏から配信を開始したアプリ「ロハコアプリ」を映し、最後に「ロハコ」のネット検索を促す内容となっている。「このCMでロハコが従来の価格押しのECサイトとは一線を画した、より素敵なライフスタイルが買える通販サイトであることを感じて頂きたい」(岩津徹LOHACO編成本部統括部長)という。

 「ロハコ」はこれまで資本業務提携を結ぶヤフーのポータルサイトでのバナー広告や検索連動型広告などネット広告が集客策の中心だったが、「『ロハコ』のスタートから3年が経ち、品ぞろえも整い、サイトも使いやすくなった。広く告知をさせて頂いても問題ないだろうという段階に達したと判断し、今期を"メジャー化元年"とし、マス広告の開始に踏み切った」(木村美代子LOHACO事業本部長)とし、同社によると今春時点では39%だったロハコの認知度をCM放映開始で70%程度まで高めたい考え。

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 今回のテレビCMを軸に連動した交通広告など他の広告も展開。これらの広告効果でこれまでのネット広告だけではリーチしえなかった層に「ロハコ」の認知・興味を高める。同時にネット広告も強化して11月中旬までを予定する積極的なプロモーション期間中には1日あたり約100万人のサイト来訪を見込む。

 また、使い勝手やビジュアルにこだわって開発したというスマホ用アプリ「ロハコアプリ」のダウンロードの促進を図り、新規顧客の獲得と売上規模拡大を一気に進めたい考えだ。

 今期(2016年5月)の「ロハコ」単体の売上高は前年比50・4%増の300億円を見込んでいる。

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