リクルートホールディングスグループのリクルートライフスタイルは３月15日、仮想モール「ポンパレモール」を開設する。開設時の規模は５００店舗を予定しており、ファッションや食品、日用品など様々なジャンルで展開。ポイント付与など各種大型キャンペーンを実施し、集客を図っていく。

　同モールはファッション、食品、スイーツ、日用雑貨、キッチン用品、美容・コスメ、インテリア、スポーツ・アウトドア、家電など約11ジャンル（予定）の商品を取り扱う。開始時の出店店舗数は５００店ほどで、商品配送料については各店舗の判断に任せている。モールへの出店費用は、基本出店料金の月額２万９８００円と売り上げの２・５％を払う仕組み。

　同社は以前から「じゃらんｎｅｔ」「ホットペッパービューティ」「ホットペッパーグルメ」「赤すぐｎｅｔ」といったサービスを展開。「じゃらんｎｅｔ」の年間宿泊旅行者泊数（人泊数）は約６０００万件、「ホットペッパー」の年間利用者数は約４０００万人で、利用者が各サービスで貯めたポイントを日々の買い物でも利用できるための受け皿として今回の仮想モールを開設したという。

　同モールすべての商品でポイントが使えるようになっており、購入の際にも商品代金の３％分のポイントが付与される。「旅行などは行ける機会や頻度が限られている。日常的に使える物販サービスなどでたまったポイントを交換したいという要望に応えた」（同社）とした。モールの集客に向けたＰＲでは「じゃらんｎｅｔ」や「ホットペッパー」の利用者にメルマガなどで告知を行っている。

　オープニングキャンペーンでは利用エントリーした先着１万人を対象とした50％超のポイント付与企画を実施。エントリー受付期間は３月18日の午後１時～３月20日の午後11時59分まで。ポイント負担は同社が47％で、出店者は３～10％の間で負担を設定する。また、一部商品について送料無料や母の日キャンペーンなどの特集企画も開催する予定。

　そのほかにも、今後は他の仮想モールと同様に、ジャンルごとに優秀な店舗を毎月表彰する制度なども設けていく。