スタイライフ、通販雑誌「ルックス」廃止
2012年11月15日 14:02
スタイライフは11月９日、取締役会において通販雑誌「ルックス」の廃止を決め、特別損失などにより今中間期（４～９月）の業績予想を下方修正し赤字幅が拡大する見通しを発表した。併せて通期業績も計画していた約１億円の黒字から営業赤字となる見込みとし、３期連続の赤字が決定的となった。
同社は、今年３月の発刊号をもって通販雑誌「ルックス」を一時休刊し、抜本的な改善策を検討していたが、早期の収益改善が見込めず、同事業の廃止を決定した。
２０１２年３月期のルックス事業の売上高は約15億円で、連結売上高の18・５％を占めていた。当該事業の従業員や資産はネット部門に集約して成長領域の強化につなげるという。
同社では、「ルックス」関連商品の評価損など事業構造改善費用１億２９００万円を特別損失に計上する見通しのほか、通販サイトの統廃合に伴うソフトウェアの減損損失３８００万円を特別損失に、法人税等調整額７６００万円をそれぞれ計上する見込みとなった。
このため、今中間期の売上高は当初計画を７億１９００万円下回る26億１００万円、営業利益は６５００万円下回る１億８８００万円の損失、四半期純利益は３億１４００万円下回る４億４３００万円の損失を予想する。
また、中間業績と市場動向を踏まえ、通期の売上高は計画を15億７９００万円下回る60億円、営業利益は３億５１００万円下回る２億４６００万円の損失、当期純利益は６億２００万円下回る５億１０００万円の損失を予想する。
