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ファンケル化粧品 商品ラインを再編、リブランディング以前に戻す

2015年 6月18日 17:13

081.jpg ファンケル化粧品が主力スキンケアをリニューアルする。併せて、化粧品カテゴリーを再編。2012年のリブランディング以降展開してきた、「肌悩み別」の商品ラインを改め、シンプルな体系にする。顧客接点となる商品を1つに絞ることで、顧客からの見え方を分かりやすいものに変える。新商品は9月17日から展開する。

 商品ラインは、リブランディング以前の体系に戻す。リブランディングでは、「ハリ・弾力不足」「しみ・くすみ」「乾燥」など肌悩み別に化粧水や乳液、美容液、マスクをそれぞれ展開。これとは別に部分ケア商品を展開する構成だった。ただ、入口商品が多いことから顧客にとって分かりづらいものになっていた。

 今後は、化粧水と乳液からなる「基礎ケア」、肌悩み別に展開する「スペシャルケア」で構成するシンプルな体系に戻す。

 基礎ケアの新商品は、「無添加アクティブコンディショニングEX」(化粧水と乳液、各税込1836円)と、「無添加アクティブコンディショニング ベーシック」(同、同税込1512円)。それぞれ「しっとり」と「さっぱり」を用意し、計8アイテムを展開する。

 併せて、スペシャルケアとして、ハリや弾力にアプローチする美容液とマスク、乾燥や小じわに悩む層をターゲットにしたクリームの3アイテムも発売する。

 今後は、「―EX」をキーアイテムにコミュニケーション戦略を進める。

 ファンケルのスキンケアといえば「マイルドクレンジングオイル」が知られている。マイクレは、流通戦略の強化を目的にテレビCMで知名度を高めている。一方、「―EX」は、瞬時に訴求するCMではなく、ブランドサイトやウェブによるコミュニケーションを強化。同社のスキンケアに対する理解を深める価値訴求を行い、継続性の高い顧客獲得を進める。

 すでに展開する美白対応のラインは今後も展開する方針。化粧品カテゴリーの再編の詳細は、今後詰めていく。

 ファンケルでは、肌にストレスとなる成分を徹底的に除去することで、肌本来の機能を活かし、素肌美を実現する「無添加アンチストレスサイエンス」を提唱している。

 新商品は、肌の奥に必要な成分を届ける司令塔の役割を果たす「角層」の機能に着目。角層の機能を最大化することを目的にした独自成分「アクティブセラミド」を共通成分として配合する。

 店頭やオンラインでは角層の状態にフォーカスしたカウンセリング「角層美肌チェック」を導入。これに応じた商品提案を強化する。

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