アパレル大手のレナウンは、自社通販サイト「Rオンライン・ザ・ショップ」の強化に本腰を入れる。
今年3月には組織改正に着手。従来のネット販売専任部門に加え、各ブランド事業部にEC担当を置くことで通販チャネルを意識した商品配分を行えるようにする一方、ECの売り上げを各ブランドに計上することで、ネットを活用しやすい体制とした。
MDについては、同社ブランドの中でも知名度が高い「ダーバン」などの大型ブランド、百貨店ブランドを中心にネット販売してきたが、ネット会員はブランドをまたいで商品を閲覧したり、複数点買いをする消費者も多いことから、さらに選択の幅を広げる。
一環として、通販サイトにGMS向けブランドを拡充。9月13日からレディースブランドの「セ・プリベ」と「ネクストアイ」を、同月20日からはメンズの「スタジオ・バイ・ダーバン」を投入する。
これまでは百貨店ブランドが多かったためネット会員の主要顧客層は40代以上だったが、品ぞろえを広げることで若い層の獲得にもつなげる。
また、今後はネット専用ブランドの開発にも着手したい考えだ。例えば、昨年春にスタートした20代後半~30代前半の女性向けブランド「ロアフィリー」は路面店とネットを主力チャネルとして立ち上げており、ブランドサイトはリッチコンテンツを多用し、ルックブックや新着商品から通販サイトに遷移させるなど、ウェブ誘導を前提にしたサイトデザインや導線を用意している。
当該ブランドの店舗は都内2店舗に限られているため全社に占める売り上げは小さいものの、通販サイトのブランド別売上高では3位と好調だ。
同社はこうしたネットと親和性の高いブランドの開発や、通販利用を促す仕組みを強化する。
一方、年内に通販サイトを刷新して利便性を高める。スマホなどデバイスの多様化に伴いサイトの改修が不可欠になっているが、「既存客にとってデザインの変更はストレスになる」(同社)と判断。大がかりな変更はせず、サイトの見やすさや表示スピードの改善などユーザビリティーを重視したリニューアルを行う。
トップページでは左右にあるバナーなどを左に集め、スペースが空いた分、商品画像を大きくする。バナーを左に集約することで縦スクロールが長くなるため、ヘッダー部分に主な発信情報を残すようにする。
また、商品詳細ページでは女性スタッフの声を反映させ、身長によって異なる丈感をウェブ上でも分かりやすくするため、4人のモデルが同一アイテムを着用した画像を新たに追加する。
返品に直結するサイズ感やフィット感とは別に、着丈、袖丈が着用したときにどう見えるか、買い物の最後の不安要素を女性目線の新機能で補う。
同機能はレディースのジャケットやコート、ワンピース、パンツ、スカートなど7つの商品カテゴリーに実装する。
また、販促面ではフェイスブック(FB)などのSNS活用を強化する。EC部門が管理するFBページはすでに約1万1000の「いいね!」を獲得。セールや新着商品の情報などを発信しているが、今後は遊びの要素としてプレゼントの抽選やゲーム機能などを盛り込むほか、通販サイトのキャンペーン情報を増やして送客力を高めたい考え。
今年3月には組織改正に着手。従来のネット販売専任部門に加え、各ブランド事業部にEC担当を置くことで通販チャネルを意識した商品配分を行えるようにする一方、ECの売り上げを各ブランドに計上することで、ネットを活用しやすい体制とした。
MDについては、同社ブランドの中でも知名度が高い「ダーバン」などの大型ブランド、百貨店ブランドを中心にネット販売してきたが、ネット会員はブランドをまたいで商品を閲覧したり、複数点買いをする消費者も多いことから、さらに選択の幅を広げる。
一環として、通販サイトにGMS向けブランドを拡充。9月13日からレディースブランドの「セ・プリベ」と「ネクストアイ」を、同月20日からはメンズの「スタジオ・バイ・ダーバン」を投入する。
これまでは百貨店ブランドが多かったためネット会員の主要顧客層は40代以上だったが、品ぞろえを広げることで若い層の獲得にもつなげる。
また、今後はネット専用ブランドの開発にも着手したい考えだ。例えば、昨年春にスタートした20代後半~30代前半の女性向けブランド「ロアフィリー」は路面店とネットを主力チャネルとして立ち上げており、ブランドサイトはリッチコンテンツを多用し、ルックブックや新着商品から通販サイトに遷移させるなど、ウェブ誘導を前提にしたサイトデザインや導線を用意している。
当該ブランドの店舗は都内2店舗に限られているため全社に占める売り上げは小さいものの、通販サイトのブランド別売上高では3位と好調だ。
同社はこうしたネットと親和性の高いブランドの開発や、通販利用を促す仕組みを強化する。
一方、年内に通販サイトを刷新して利便性を高める。スマホなどデバイスの多様化に伴いサイトの改修が不可欠になっているが、「既存客にとってデザインの変更はストレスになる」(同社)と判断。大がかりな変更はせず、サイトの見やすさや表示スピードの改善などユーザビリティーを重視したリニューアルを行う。
トップページでは左右にあるバナーなどを左に集め、スペースが空いた分、商品画像を大きくする。バナーを左に集約することで縦スクロールが長くなるため、ヘッダー部分に主な発信情報を残すようにする。
また、商品詳細ページでは女性スタッフの声を反映させ、身長によって異なる丈感をウェブ上でも分かりやすくするため、4人のモデルが同一アイテムを着用した画像を新たに追加する。
返品に直結するサイズ感やフィット感とは別に、着丈、袖丈が着用したときにどう見えるか、買い物の最後の不安要素を女性目線の新機能で補う。
同機能はレディースのジャケットやコート、ワンピース、パンツ、スカートなど7つの商品カテゴリーに実装する。
また、販促面ではフェイスブック(FB)などのSNS活用を強化する。EC部門が管理するFBページはすでに約1万1000の「いいね!」を獲得。セールや新着商品の情報などを発信しているが、今後は遊びの要素としてプレゼントの抽選やゲーム機能などを盛り込むほか、通販サイトのキャンペーン情報を増やして送客力を高めたい考え。