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セシール子会社、沖縄に実店舗――通販の人気商品を販売

2011年 9月22日 17:40

 セシールのグループ会社でコンタクトセンター事業を手掛けるセシールコミュニケーションズは10月1日、沖縄県にリアル店舗「real cecile(リアルセシール)」をオープンする。通販で扱うF1層向けの人気商品を販売し、沖縄での商品の認知度向上を推進。また、来年5月に予定するコンタクトセンターの移転に伴う従業員数の拡大に向け、リクルート面での相乗効果も狙う。

 セシールは昨年6月、岡山県に「リアルセシール」の店名で期間限定店舗を設けているが、今回、沖縄県にオープンする店舗は常設で展開する。

 出店場所は、商業施設「那覇オーパ」(沖縄県那覇市)内で、売場面積は31坪、営業時間は午前11時から午後9時。「アニタ・アレンバーグ」「ノラ」のブランド商品を中心に、セシールが通販で展開するF1層向けのアウターやファッション雑貨を販売する予定で、取扱商品数などの詳細はこれから詰める。

 セシールはこれまで、沖縄では本格的なプロモーションを行っていなかったが、「リアルセシール」の出店で商品を手に取れる場を設置。沖縄の消費者に商品の良さを確かめてもらい通販の利用につなげる。

 一方、今回の店舗については、コンタクトセンターを手掛けるセシールコミュニケーションズが運営を担当するが、これは、沖縄での今後のコンタクトセンター事業の拡大と関係する。

 セシールコミュニケーションズは来年5月、縄県が開設した「沖縄IT 津梁パーク」内に、沖縄第2コンタクトセンターの開設を予定。これにあわせ、従業員数を現在の350人から1000人規模へと拡大する計画で、リアル店舗の展開を通じ、通販事業者としてのセシールを認知してもらい、円滑な人材採用につなげる狙いだ。

 また、これに付随して同店を、セシールコミュニケーションズが雇用した従業員の教育の場としても活用する意向。店舗業務の経験で得た接客での気付きなどを電話対応に活かし、サービス品質の向上につなげる考えだ。
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