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サントリーウエルネスがラジオ番組を放送、多種多様な価値観を共有

2025年 4月24日 12:00

 サントリーウエルネスは自社提供のラジオ番組を始める。一般リスナーや顧客から寄せられた多種多様な価値観、人生経験に関する情報発信することで、企業姿勢を伝える。中心となるリスナーは、50~60代を想定する。情報発信を通じて、コーポレートブランディングにもつなげる。

 ラジオ番組「ますだおかだのココキク!~心に効くかもしれない話~」は、4月5日から、TOKYO FM(関東エリア、午前11時から同25分)で放送する。パーソナリティは、芸人のますだおかだが務める。

 番組では、さまざまな人生経験を重ねたリスナーが自身の人生におけるエピソード、抱えている思いを、番組サイトや同社が運用する顧客限定の健康行動アプリ「Comado(コマド)」、会員誌「美感遊創」で募集する。楽しさや喜び、不安、孤独や寂しさを抱えるリスナーとの対話を通じて、シニアの思いを拾い上げ、リスナーの共感につなげる。

 同社はコロナ禍で顧客との関係が希薄化した20年9月、全社員が顧客と定期的に対話する機会を設ける「人生インタビュー(旧オンライン家庭訪問調査)」を始めた。業務に関係する製品利用テスト、満足度や購入理由等の各種マーケティング調査と異なり、顧客の人生観や価値観に触れる機会を設けることで、顧客像を把握することを目的にする。インタビュー後は、部署横断の意見交換や顧客の発言録のデータベース化、得た知見の共有を進める。これまで1500人以上の顧客を対象に行ってきた。こうして得た知見を、ラジオ番組の制作に活かす。

 21年には高齢者施設とサッカークラブ、選手を応援する「Be supporters!(Beサポ!)」という社会貢献活動も始めている。ラジオ番組は、「Beサポ!より気軽に、異なるアプローチで、より若い50~60代のリスナー獲得を想定している。放送を通じて顧客や社会に向き合う企業姿勢を伝えたい」(同社)とする。
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