LINEヤフーは2月1日から、運営する仮想モール「ヤフーショッピング」で買い物額に応じて付与するポイントを切り替える。現状、付与している「PayPayポイント」は有効期限がなく、同社サービス以外のPayPay加盟店での決済時にも使用できるものだが、同日以降は使用期限を付与翌日から最短30日以降の月末まで、決済に充当できるサービスは「ヤフーショッピング」など同社が運営するサービスやグループ会社の通販サイトのみとする同社専用ポイント「PayPayポイント(期間限定)」とする。

　なお、「PayPayポイント(期間限定)」の付与開始に伴い、昨夏からキャンペーン時などで付与していた使用期限が付与日から30日間限定の「ヤフーショッピング」専用の割引券「ヤフーショッピング商品券」は廃止する。

　2月1日時点で「PayPayポイント(期間限定)」を決済に充当できるサービスは同社が運営する「ヤフーショッピング」および同モール内で展開する即配サービス「Yahoo!クイックマート」、ネット競売サービス「Yahoo!オークション」、フリマサービス「Yahoo!フリマ」など。また、グループのアスクルが運営する通販サイト「LOHACO」でも使用できる。

　なお、2月1日以降も商品代金の決済を「PayPay残高」や「PayPayカード」で決済した場合の付与ポイントは従来通り、使用期限や使用用途が限定されない通常の「PayPayポイント」を付与する。

　PayPay加盟店であればどこでも使用可能な「PayPayポイント」からLINEヤフー内のサービスに閉じたクローズドポイントに変更、加えて期間を30日間に限定することで利用者にとってはインセンティブとしてのポイントの価値が低下し、それに伴い、販促効果減につながる恐れがある一方でポイントの外部流出がなくなり、使用期限内での利用が促されることで、「ヤフーショッピング」など自社サービスの流通額拡大にポイントがより寄与する可能性もあり、今後が注視されそうだ。