LINEヤフーは12月11日から、運営する仮想モール「ヤフーショッピング」で販売する衣料品や服飾雑貨、アクセサリーなどファッション関連商品の販売時に、顧客都合の返品料を補償する保険商品「あんしん返品」の提供を始めた。顧客が商品購入後、サイズやイメージが合わずに顧客都合の返品をしたい場合の配送料を2000円まで補償。保険料は1商品につき一律120円を徴収する。「購入後にサイズが合わないかもしれない」などと悩み、ファッション関連商品の購入を躊躇する利用者に対して返品のための配送料を補償することで購買率やリポート率の増加を狙いたい考え。
「あんしん返品」はLINEヤフーのグループ会社で保険代理店事業を行うPayPay保険サービスがMSプラスワン少額短期保険と開発・提供する保険商品で、ファッション関連商品の返品配送料を補償する保険は他社では提供しておらず、業界初という。
「ヤフーショッピング」の各出店者が販売する衣料品や鞄、サングラス、アクセサリーなどのファッション関連商品をユーザーが購入する際に、当該商品をショッピングカートに入れるとカートページ内に「あんしん返品」の加入を促すボタンを表示、加入希望者は同ボタンをクリックした後に同保険の説明文とともに表示される「加入する 120円」というチェック項目にチェックを入れて、商品購入手続きの中で必要項目を入力することで完了する。1商品につき120円を徴収する保険料は商品代金の決済時に一緒に請求する流れ。なお、「あんしん返品」の対象商品は「ヤフーショッピング」で販売するファッション関連商品全般。ただ、保険の対象品とすることに対し同意がとれなかった出店者の商品など一部は対象外。対象品は当該商品の詳細ページに「あんしん返品対象」と表示している。
「前もって保険に加入しようというものではなく、商品を購入する際にさらっと加入できるよう組み込み型を採用した。保険料も120円と『お守りがわり』で加入できる金額設定にした」(PayPay保険サービスの兵頭裕社長=写真㊧)とする。
同保険の加入者が実際に返品を行う際の保険金請求は専用ページで配送伝票または受付日・送料・依頼主名の記載がある領収書の画像をアップロードし、保険金を受け取る希望口座を入力することで完了。最短5分後には返品送料相当額を入金する。1件あたりの保険金は最大2000円。補償期間は30日。
なお、保険金請求ページは当該ユーザーの「ヤフーショッピング」の購入履歴ページや保険加入後に送付する電子メール経由でアクセスできる。
顧客都合の返品に無料で応じる通販事業者もある中で有料の保険商品を展開する形とした理由について「ヤフーショッピングは出店型のため、返品ポリシーは個々の出店者ごと。こうした形態に合わせて展開するために保険という形にした」(コマースカンパニーショッピング統括本部プロダクション1本部の杉本務本部長=写真㊨)とする。
「あんしん返品」の利用の見込みについては明らかにしていないが、「ヤフーショッピング」で家電を購入するユーザーに今回の「あんしん返品」と同じくカート画面で加入受付を行う修理費用を補償する保険商品の加入率は「高い時には10%を超えることもあった」(兵頭社長)とし、商品購入時に自然な流れで加入を促すタイプの保険商品の優位点を説明した。「あんしん返品」によるファッション関連商品の売り上げや購買率の押し上げ効果については「数字として大きく表れるような効果はなかなか出てこないとは思うが、(「あんしん返品」があることで)ユーザーに(ヤフーショッピングは)安心な売り場だと思って頂き、リピート購入につながればよいと期待している」(杉本本部長)としている。また、「まずはニーズが顕在化しているファッションから取り組んだがよい結果が出てくれば他の商材にも広げていきたい」(兵頭社長)とした。
「あんしん返品」はLINEヤフーのグループ会社で保険代理店事業を行うPayPay保険サービスがMSプラスワン少額短期保険と開発・提供する保険商品で、ファッション関連商品の返品配送料を補償する保険は他社では提供しておらず、業界初という。
「ヤフーショッピング」の各出店者が販売する衣料品や鞄、サングラス、アクセサリーなどのファッション関連商品をユーザーが購入する際に、当該商品をショッピングカートに入れるとカートページ内に「あんしん返品」の加入を促すボタンを表示、加入希望者は同ボタンをクリックした後に同保険の説明文とともに表示される「加入する 120円」というチェック項目にチェックを入れて、商品購入手続きの中で必要項目を入力することで完了する。1商品につき120円を徴収する保険料は商品代金の決済時に一緒に請求する流れ。なお、「あんしん返品」の対象商品は「ヤフーショッピング」で販売するファッション関連商品全般。ただ、保険の対象品とすることに対し同意がとれなかった出店者の商品など一部は対象外。対象品は当該商品の詳細ページに「あんしん返品対象」と表示している。
「前もって保険に加入しようというものではなく、商品を購入する際にさらっと加入できるよう組み込み型を採用した。保険料も120円と『お守りがわり』で加入できる金額設定にした」(PayPay保険サービスの兵頭裕社長=写真㊧)とする。
同保険の加入者が実際に返品を行う際の保険金請求は専用ページで配送伝票または受付日・送料・依頼主名の記載がある領収書の画像をアップロードし、保険金を受け取る希望口座を入力することで完了。最短5分後には返品送料相当額を入金する。1件あたりの保険金は最大2000円。補償期間は30日。
なお、保険金請求ページは当該ユーザーの「ヤフーショッピング」の購入履歴ページや保険加入後に送付する電子メール経由でアクセスできる。
顧客都合の返品に無料で応じる通販事業者もある中で有料の保険商品を展開する形とした理由について「ヤフーショッピングは出店型のため、返品ポリシーは個々の出店者ごと。こうした形態に合わせて展開するために保険という形にした」(コマースカンパニーショッピング統括本部プロダクション1本部の杉本務本部長=写真㊨)とする。
「あんしん返品」の利用の見込みについては明らかにしていないが、「ヤフーショッピング」で家電を購入するユーザーに今回の「あんしん返品」と同じくカート画面で加入受付を行う修理費用を補償する保険商品の加入率は「高い時には10%を超えることもあった」(兵頭社長)とし、商品購入時に自然な流れで加入を促すタイプの保険商品の優位点を説明した。「あんしん返品」によるファッション関連商品の売り上げや購買率の押し上げ効果については「数字として大きく表れるような効果はなかなか出てこないとは思うが、(「あんしん返品」があることで)ユーザーに(ヤフーショッピングは)安心な売り場だと思って頂き、リピート購入につながればよいと期待している」(杉本本部長)としている。また、「まずはニーズが顕在化しているファッションから取り組んだがよい結果が出てくれば他の商材にも広げていきたい」(兵頭社長)とした。