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イーベイジャパン が「Qoo10」アワード開催、 最優秀賞はⅠ-neなど8社に

2024年12月20日 11:30

 仮想モールの「Qoo10」を運営するイーベイジャパンは1216日、同モール内で最も活躍したセラー(出店者)を表彰する「Qoo10 AWARDS 2024」(画像)を開催し、各賞の受賞企業を発表した。最優秀賞となったI-neや新日本製薬などをはじめ、カテゴリー賞を含めた合計92社と、インフルエンサー4人を選出している。

 5回目の実施となった今回のアワードでは最優秀賞として、「 I-ne 公式ショップ」、「パーフェクトワンフォーカス 公式」、「エメフィール」、「Anua Qoo10 公式」、「Green Store」、「フードオロジー」、「LIFEDRINK オンラインストア」、「CICIBELLA」の国内5セラー・海外3セラーの計8社を選出。

 そのほか、カテゴリー賞として、「ビューティー部門」で20社、「ファッション部門」で10社、「家電部門」で10社、「生活部門」で10社、「食品部門」で15社、「エンタメ部門」で3社を選出。また、特別賞として「新人賞」で8社、「MOVE賞」で6社、「LIVE Shopping賞」で1社、「サンプルマーケット賞」で1社、そして、「インフルエンサー賞」として4人を選出している。

 なお、今回、最優秀賞を受賞した主な企業の声としては、I-neが「数年前から出店していたが、1月から本格的に注力し始めた。他のモールで培ったノウハウやクリエイティブ力、ブランド力をQoo10でも発揮し、戦略的に取り組んだことで今回の受賞に至ったと考えている。美容家電ブランドの『SALONIA』やヘアケアブランドの『BOTANIST』、『YOLU』などを展開。中でもSALONIAのEMSの美顔器が売れた。25年は家電もヘアケアももっと伸ばしたい。今後もQoo10で限定感のある商品展開を強めていきたい。家電とコスメの掛け合わせもできたら、当社ならでは企画になると思う」とコメント。

 また、パーフェクトワンフォーカス 公式の新日本製薬は「『メガ割』で集客するために、SNSを使って広く認知を獲得している。Qoo10内で上位となり、流入してきたお客さまにさらに知っていただいて購入につなげている。一番売れているのは『クレンジングバー』シリーズ。IPコラボ商品の販売や、限定商品の『スムースクレンジングバーム VC7』をQoo10で独占販売するなど、話題作りに取り組んだ。Qoo10内のページでは、ブランドや購入方法について詳しく説明している。25年もSNSでの認知拡大は必須だと思っている。クレンジングバーム以外のラインも投入する予定だ」とした。

 なお、今回の表彰に合わせて、各受賞者の一覧を公開する特集ページも開設。同ページからそれぞれの販売ページへのリンクも貼られており、年間を通じて、プロモーション効果が期待できるとしている。

アワード責任者に聞く


イベント参加など評価、今後もセラーとの協調を

 今回の受賞に伴い、アワードの責任者であるイーベイジャパンのキム・ヤンス本部長(写真㊨)と、キム・ソンミマーケティングプランニングチームリーダー(同㊧)に(以下敬称略)、評価基準や、今後の運営方針などについて聞いた。

――受賞企業の顔ぶれが大きく変わったが、改めて評価基準とは。

ソンミ「基本的には売り上げ、配送面やサービス品質など顧客満足度を総合的に判断している。あとはQoo10独自サービスの利用や、オフラインも含めた新しい施策で活躍したことも加味した」

ヤンス「今年の受賞セラーはオフラインのコスメイベントやライブショッピングなどに参加して売り上げ実績を作ったところが多い」

――売り場で読み取れた特徴とは。

ヤンス「Qoo10はますます若い女性顧客が増えており、コスメは継続して強く、ヘルスフード、美容家電が強かった」

――新興ブランドも受賞できる機会があった印象だが注目セラーは。

ソンミ「新人賞の『トゥヴェール』さんなどは、下半期から出店して(大型セールの)『メガ割』を通じて急上昇した。元々若い女性向けの知名度があり、Qoo10会員との相性も良く、価格帯や商品力で自然的に伸びていきかなりの実績となった」

――アワード受賞のメリットについて。

ソンミ「受賞セラーには公式タグが付くため、顧客からの信頼度も増す。新興ブランドであっても、Qoo10が商品だけでなくサービス面の品質を認めたことが分かりやすくなるため、販売で有利になると聞く。タグについては1年間セラーに提供しており、ショップページだけでなく自社のSNSやオフラインのポップでも使える。特に使用用途の制限はないため、様々な販路や場面で活用してもらえれば。また、毎年、受賞セラーは専用ページで12月にプロモーションを展開しており、そのページ自体も1年間は残る。ショップページへのリンクもあるので、顧客は随時確認できる」

――受賞セラーへのメッセージと今後の展望について。

ヤンス「当社はマーケットプレイスというビジネスのため、販売店がいないと成り立たない。今後も両者で協調できるようなビジネスモデルとして継続していきたい。2025年については中小企業の出店を拡大したい。また、国内外で大手ブランドも新規獲得強化していく。おかげ様で最近はQoo10の認知度も上がってきたため、コスメなど日本のレガシー(老舗)ブランドが若年層女性顧客の開拓のために出店を検討してくれるところが増えてきた」

ソンミ「ライブスタジオも開設したので、授賞式のライブ配信など、Qoo10らしい様々なイベントも検討して盛り上げていければ。新しいカテゴリーや種類の賞を設けることも考えている」

 
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