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新サービスのPOST&GIFTは、二次元コードを印刷した年賀はがきで、差出人は通常の年賀状と同様に差し出すことで、受取人がはがき上の二次元コードを読み込むことで、専用ウェブサイトから好きなギフトを選択することができる。ギフトは受取人の自宅に届く配送ギフトと、スマートフォン上に表示することで各種サービスの利用時にギフト券やクーポンとして使用可能なデジタルギフトの2種類がある。
価格はギフト金額の500円、1000円、5000円にそれぞれ年賀はがき代金の85円、ギフトサイト手数料、配送手数料などを加えた内容。販売価格には各種手数料が含まれているため、受取人がギフト選定時に料金負担が発生することはない。
初回の発行枚数は620円はがきが44万7000枚、1120円はがきが42万1000枚、5500円はがきが13万2000枚。620円はがきはデジタルギフトのみで、1120円と5500円はデジタルギフトに加えて、配送ギフトを選択できる。デジタルギフトは全国展開のコーヒー・飲食チェーン、エンターテインメント施設などで使える体験ギフトもあり、配送ギフトでは菓子類や生鮮食品、雑貨などのギフトがある。
同サービス用のはがきは各地域の中央郵便局をはじめ、同社が運営する通販サイト「郵便局のネットショップ」などで販売している。
なお、24年用の年賀はがきの総発行枚数は14億4000万100枚。25年用年賀はがきの当初発行枚数は 10億7000枚で、対前年比約25・7%減となっている。
当日は都内で販売開始セレモニーを開催しており、日本郵便の千田哲也社長が登壇。「年に一度。だけど、ずっとつながっている。」という年賀はがきの新たなテーマをもとに、時代にあったチャレンジとして新サービスを開始した経緯を説明。「『送る』を『贈る』にするはがきをコンセプトとしている。年賀はがきと共にギフト、心と共にプレゼントを贈ることができる」とそのメリットを説明した。
また、セレモニーには、年賀状アンバサダーを務める俳優の中川大志さんのほか、柔道家でパリ五輪の金メダリストである阿部一二三さんと角田夏実さんも出席。中川さんが出演する年賀状のテレビCMを紹介し、年賀状にまつわるトークセッションなどを行った。
新サービスについて中川さんは「親戚に小さい子供がいるので、プレゼントを選ぶようなあるいはお年玉のような感覚で、会えなくても年賀状とともに贈ることができる」と語った。