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ジャパネットグループ、「長崎スタジアムシティ」が開業

2024年10月17日 12:00

 ジャパネットグループが約1000億円を投資して構想から7年をかけて長崎市内に建設したスタジアムを軸にアリーナやホテル、商業施設、オフィスなどを組み合わせた大型複合施設「長崎スタジアムシティ」が10月14日、グランドオープンした。

 前日の13日に歌手の福山雅治さんによるこけら落としライブが開催されたスタジアム「PEACE STADIUM」を会場にグランドオープンセレモニーを開催。各界のトップが出席したほか、多くの一般の観覧者らも詰めかけた。

 同セレモニーの開催にあたってジャパネットホールディングスの高田旭人社長があいさつ。7年前当時、髙田社長が長崎駅から一人で散歩して三菱重工業が保有していた長崎市内の工場跡地を見て「ここにスタジアムができたら素敵だな」という想いを持ったという同施設を作ることを構想することになったきっかけを振り返り、「7年前を思い出しながら昨日、長崎駅から歩いてたどり着き、スタジアムシティを見たときに何とも言えない気持ちになった。この7年間で徐々に仲間が増え、社員は同じ想いや夢を持って(スタジアムシティの構想を)どんどん磨き込んでいった。この想いに共感頂いた皆様、建設にご協力頂いた多くの方々などのたくさんの方の想いが詰まって完成を迎えた。ようやくスタートを切れることになったが、大切なのは(福山さんによるライブを行った)昨夜のような感動、非日常をもっともっと当たり前にしていくこと。長崎ではコンサートやスポーツ観戦に行こうということはちょっとしたイベントになりがちだ。長崎にそういう場所を作ることが長崎の皆さんの生きがいになり、元気になり、人口が増えていく。長崎をそういう街にしていきたいと本気で思っている」と思いを語った。また、日本トップリーグ連携機構の川渕三郎会長や都倉俊一文化庁長官らが祝辞を述べた。

 その後、ジャパネットグループの創業者の髙田明氏が登壇。「私は社長を退任して10年になるが、やってくれましたね。私もスピード感を持って経営をしてきたが、私よりも100倍くらいの速さで走り続けている。とても驚いている。そして今日、全国に誇れるスタジアムシティが完成した。感無量だ。この場所に人がたくさん集まり、皆さん笑顔で感動している。ただ、施設が完成したことは第一歩だ。次に魂を入れていかねばならない。長崎県や全国の皆さんにこのスタジアムに気持ち、魂を入れてもらうことで長崎も日本も変えていけると私はそう思っている。長崎から日本を元気にしたい」とあいさつした。

 その後、長崎スタジアムシティ内のアリーナやホテルなど5つの施設をつなぐ約5キロメートルにおよぶテープを参加者らが各施設でカットするテープカットを行ったあと、本会場のスタジアムで髙田旭人社長や髙田明前社長、川渕会長、都倉長官、ジャパネットグループで長崎スタジアムシティの運営や地域創生事業を行うリージョナルクリエーション長崎の岩下英樹社長、大石賢吾長崎県知事や鈴木史朗長崎市長ほか、長崎県の各自治体のトップらが参加してステージ上でテープカットが行われた。

 なお、グランドオープン当日はセレモニーの来場者を含めて1日で約1万2000人が来場。各所で行われたイベント、商業施設に出店するジャパネットたかたで販売する商品などを販売する「ジャパレクラボ」を含む各小売店、飲食店などはどこも大盛況となった。
 
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