環境関連事業を手がけるNTTソノリティは7月18日、音響ブランド「nwm(ヌーム)」から初のフラッグシップモデルとなるオープンイヤー型オーバーヘッド耳スピーカー「nwm　ONE(ヌームワン)」を発表し、アマゾンや楽天市場のオンライン直営店および家電量販店を通じた販売を開始した。

　新商品は、通話や通信の課題解決から生まれた音を操るコア技術の「パーソナルサウンドゾーン(PSZ)」と「マジックフォーカスヴォイス」をダブルで搭載した。前者は、耳元付近の360度に音を閉じ込めて音漏れを最小限に抑えることができる技術で、後者は周囲の音をカットして自分の声だけを届けるNTTの特許技術という。

　また、豊かな音色を担う2WAYドライバーを搭載。オープンイヤーならではの広がりのある空間表現でありながら、圧倒的な再生周波数帯域を両立したとする。

　新商品は機能美を追求したミニマルなデザインで、オーバーヘッド形状ながら耳を密閉しないため軽い側圧で圧迫感がない。また、オープンイヤーのため耳が蒸れることなく、約185グラムのウルトラライトボディで頭や首への負担を軽減するという。

　7月18日に開催したメディア向け発表会には俳優の磯村勇斗さん、ファッションモデルの秋元梢さん、ギタリストの長岡亮介さんがゲストとして登壇し、新商品を体験した。磯村さんは「(以前の)イヤホンにも驚いたが、より広く音のベールに包まれている感じ。オープンイヤーで開放的なので長くつけていられる」と話した。

　秋元さんは「シンプルだけと物足りなさはない。今日は耳に大ぶりのピアスを付けてきたが痛くない。ファッションを楽しみたい人にもおすすめできる」とした。

　価格はオープン価格で、カラーはダークグレイとライトグレイの2色展開となる。

　なお、同社では「ヌームワン」の販売開始に伴い、7月20日～21日は代官山蔦屋書店で開催されるイベント「オーディオLABO　Session1」、同月27日には東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催されるイベント「夏のヘッドフォン祭mini2024」にそれぞれ製品を展示するという。