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加ショッピファイでは、「ショッピファイ」の新製品や機能向上を目的に、「Shopify Editions」を年2回発表しており、今回は「Editions Winter‘23」として100以上の新製品や機能追加が公表された。
配送日時指定や、氏名のふりがな欄追加、ポイントシステムとの連携など、日本でのみ必要とされていた決済画面のカスタマイズに関して、より簡単に実装できるようになった。これに伴い、パートナー・開発者向けには「チェックアウトアプリ」の開発ツールを提供する。
これまでは、決済画面をアップデートやカスタマイズする際はコーディングが必要だった。新たに追加された「チェックアウト拡張機能」を使うことで、アプリを介してカスタマイズすることができる。例えば配送日時指定を追加したい場合は、「ショッピファイ」のアプリストアで提供される、サードパーティーのアプリをインストールし、「チェックアウトエディター」で設定することで、簡単にカスタマイズができるようになった。また、「ショッピファイ」の機能がアップグレードされても、事業者がカスタマイズした機能が反映されるという。
3ページだった決済画面を今年後半から1ページ表示に変更する。決済画面をシンプル化することでページの読む込み時間を減らし、コンバージョン率の向上につなげる狙い。これまで「ショップペイ」というアプリでは1ページ表示に対応していたが、ショップペイでは従来の決済画面と比較して、モバイルにおけるコンバージョン率が91%向上したという。同アプリは住所や決済情報を保存する機能があるため、1ページ表示のみがコンバージョン向上に寄与したものではないというが、今回の機能改善でも一定の効果が見込めるとしている。
また、「ショッピファイ」利用店舗が検索できる、消費者向けスマートフォンアプリ「Shop」の機能を強化する。これまでは、全ストアが同じように表示されていたが、自社のブランドカラーやロゴを活用することが可能になる。商品ラインアップや、売れ筋商品、くちコミ、ブランディングといった機能により、アプリ上展開するストアをカスタマイズできる。例えば、商品購入後にレビューを依頼するプッシュ通知を送ったり、レビューを「ショッピファイ」管理画面から確認し、コメントを返信したりすることなども可能となる。
さらに、消費者が通販サイトの会員登録画面で情報を入力する際、「ショップ」アプリを利用している場合は、アプリを用いてログインすることができるようになる。アプリ上でパスキーが有効化されている場合は、顔認証や指紋認証といった生体認証キーで簡単にログインできるという。