SBSホールディングスは12月26日、EC物流をワンストップで提供するECプラットフォーム事業に本格参入することを発表した。SBSグループ各社で培ってきた3PL事業を集大成するとともにITやロボット化も駆使して、スタートアップ企業から中小、中堅、大手企業に向けてEC物流を提供。入庫から発送、さらにEC事業の運用面もサポートするもので、2030年度に1000億円の事業に育成していく。
ECプラットフォーム事業は「EC物流お任せくん」の名称で展開。事業コンセプトは”ハイブリッドECプラットフォーム”とし、多種多様な企業のEC物流を担っていく。
SBSグループがこれまでBtoBで展開してきた物流事業における生産系や販売系など幅広いカテゴリーの商品群の取り扱いで得てきたノウハウをEC物流に落とし込み、専門的な見地から多様な事業者のEC物流を網羅できるようにするという。汎用性が軸となるプラットフォームだが、個別最適な物流にも対応できる体制とする。さらに、ITやロボットなどLT(ロジスティクステクノロジー)を駆使し、高付加価値・高品質のサービスの提供を目指す。
30年度に目標とする事業売上高の1000億円は、同年度に予想されるEC市場規模の5~6%程度に当たる1兆円をSBSグループで押さえて達成する計画。EC市場は成長が続くと見られる中、物流力が試させるとし、SBSグループは物流コスト、波動対応・機会ロスといった課題解決を最適な物流に対応していく。
「EC物流お任せくん」は、「スピーディー&リーズナブル」「拡張性」「物流DX」「業界専門性」「ワンストップ」の5つのメリットを提示するという。「スピーディー&リーズナブル」では、プラットフォーム化によるスケールメリットや標準化による価格体系での提供、最短2週間での導入を可能にする。「拡張性」では、物量の増加やスペースの増加など売上拡大を物流のキャパシティで阻害せず、多数の拠点を活かした分散保管出荷などに対応する。
「物流DX」においては、最先端のロボット・マテハンの導入や、高機能ITアーキテクチャによる各EC関連システムとの標準システム連携などを進めていく。「業界専門性」は、ECに必要な細かな作業ニーズだけでなく、BtoB、BtoC、DtoCを問わず業界別・規模別に最適化したプラットフォームと流通加工業務メニューによって高品質で専門性のサービスの提供を目指す。「ワンストップ」では、EC構築運用支援、物流、ささげ、ラストワンマイル、カスタマー対応でクライアントの負荷軽減を図るとともに、ECのバリューチェーンにおける課題を捉えてEC戦略に反映させる。
スタートアップから大手企業までをターゲットとするが、アプローチは「Small」「Middle」「Large」に分類。「Small」では、既に複数の3PL事業者がビジネスを展開しているが、市場拡大に伴う新たなプレイヤーの参入が必要となっていくとし、SBSグループの今回のプラットフォームも拡大の余地が大きいと見ている。
「Middle」では、アパレルEC専門の3PL事業者や大手仮想モールの物流サービスなどが取り組んでいるカテゴリーとなるが、現状、自動化や共同化・集約化が進展していないとし、SBSグループのプラットフォームは競争優位なサービスを提供する。「Large」に向けては、サプライチェーンの課題も含めたSBSグループのリソース等を最大限活用できる事業領域と位置付けている。
SBSグループは、今回のプラットフォームに向けて昨年から始動しているが、23年は首都圏で5000坪程度のプラットフォーム用の拠点を10カ所まで拡張。24年には、千葉・野田市で竣工する野田瀬戸物流センター内の1万坪を充ててEC物流の戦略拠点として運用する計画。その先で主要都市に5000~1万坪の集約センターほか、1万~2万坪の大型センター数カ所開設し、全国でトータル20数万坪のEC物流を展開していく。
なお、「EC物流お任せくん」のテレビCMが12月26日から放映開始。俳優の長谷川博己氏を起用しており、認知を進めていく。テレビCM以外にもタクシー広告なども実施。
ECプラットフォーム事業は「EC物流お任せくん」の名称で展開。事業コンセプトは”ハイブリッドECプラットフォーム”とし、多種多様な企業のEC物流を担っていく。
SBSグループがこれまでBtoBで展開してきた物流事業における生産系や販売系など幅広いカテゴリーの商品群の取り扱いで得てきたノウハウをEC物流に落とし込み、専門的な見地から多様な事業者のEC物流を網羅できるようにするという。汎用性が軸となるプラットフォームだが、個別最適な物流にも対応できる体制とする。さらに、ITやロボットなどLT(ロジスティクステクノロジー)を駆使し、高付加価値・高品質のサービスの提供を目指す。
30年度に目標とする事業売上高の1000億円は、同年度に予想されるEC市場規模の5~6%程度に当たる1兆円をSBSグループで押さえて達成する計画。EC市場は成長が続くと見られる中、物流力が試させるとし、SBSグループは物流コスト、波動対応・機会ロスといった課題解決を最適な物流に対応していく。
「EC物流お任せくん」は、「スピーディー&リーズナブル」「拡張性」「物流DX」「業界専門性」「ワンストップ」の5つのメリットを提示するという。「スピーディー&リーズナブル」では、プラットフォーム化によるスケールメリットや標準化による価格体系での提供、最短2週間での導入を可能にする。「拡張性」では、物量の増加やスペースの増加など売上拡大を物流のキャパシティで阻害せず、多数の拠点を活かした分散保管出荷などに対応する。
「物流DX」においては、最先端のロボット・マテハンの導入や、高機能ITアーキテクチャによる各EC関連システムとの標準システム連携などを進めていく。「業界専門性」は、ECに必要な細かな作業ニーズだけでなく、BtoB、BtoC、DtoCを問わず業界別・規模別に最適化したプラットフォームと流通加工業務メニューによって高品質で専門性のサービスの提供を目指す。「ワンストップ」では、EC構築運用支援、物流、ささげ、ラストワンマイル、カスタマー対応でクライアントの負荷軽減を図るとともに、ECのバリューチェーンにおける課題を捉えてEC戦略に反映させる。
スタートアップから大手企業までをターゲットとするが、アプローチは「Small」「Middle」「Large」に分類。「Small」では、既に複数の3PL事業者がビジネスを展開しているが、市場拡大に伴う新たなプレイヤーの参入が必要となっていくとし、SBSグループの今回のプラットフォームも拡大の余地が大きいと見ている。
「Middle」では、アパレルEC専門の3PL事業者や大手仮想モールの物流サービスなどが取り組んでいるカテゴリーとなるが、現状、自動化や共同化・集約化が進展していないとし、SBSグループのプラットフォームは競争優位なサービスを提供する。「Large」に向けては、サプライチェーンの課題も含めたSBSグループのリソース等を最大限活用できる事業領域と位置付けている。
SBSグループは、今回のプラットフォームに向けて昨年から始動しているが、23年は首都圏で5000坪程度のプラットフォーム用の拠点を10カ所まで拡張。24年には、千葉・野田市で竣工する野田瀬戸物流センター内の1万坪を充ててEC物流の戦略拠点として運用する計画。その先で主要都市に5000~1万坪の集約センターほか、1万~2万坪の大型センター数カ所開設し、全国でトータル20数万坪のEC物流を展開していく。
なお、「EC物流お任せくん」のテレビCMが12月26日から放映開始。俳優の長谷川博己氏を起用しており、認知を進めていく。テレビCM以外にもタクシー広告なども実施。