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サービス再考・商品CVS店頭受渡し ウエルストーン 化粧品通販の引き合い増加

2010年10月 4日 10:31

 ウエルストーン(WS)が手掛けるネット販売購入商品のコンビニ店頭受け渡しサービス「スマートデリバリーサービス」が化粧品通販事業者の間で注目されているようだ。今年7月下旬にドクターシーラボが公式サイトで同サービスを導入。これをきっかけに、化粧品通販事業者からの引き合いが増えているという。

 「スマートデリバリーサービス」(SDS)の概要は、同社の委託物流事業者が通販事業者の倉庫から受注商品を集荷し、コンビニの配送センターに搬入、配送車両でコンビニ商材と通販受注商品を混載して各店舗に商品を届けるというもの。提携コンビニは、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップなど約1万5000店舗で、24時間・365日、顧客の都合がいい時間に商品を受け取れるのがメリットだ。

 SDSについては、「ディノス オンラインショップ」や「セシール」「楽天ブックス」などが導入しているが、化粧品通販サイトでの採用は、ドクターシーラボが初めて。

 WSによると、ドクターシーラボのSDS導入を受け、他の化粧品通販事業者からの引き合いが増加。順調な推移を辿るドクターシーラボのSDS導入により、化粧品通販事業者の間で同サービスの注目度が高まった形で、化粧品通販の数サイトでの導入がほぼ決まっているという。

 化粧品は、有力メーカーや健食通販事業者などの相次ぐ参入で競争が激化しており、顧客の開拓や囲い込みを進める上で商品配送などサービスの重要性が増している。WSとしても、今回の、"シーラボ効果"を足掛かりに、化粧品や健食通販サイトへのSDS導入を拡大していきたい考えのようだ。


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