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日本郵便 郵便物配達日を繰り下げ、10月から段階的に実施

2021年 9月30日 13:00

 日本郵便は9月24日、普通扱いとする郵便物やメール便「ゆうメール」などの届け日数の配達日の繰り下げについて発表した。10月からは従来の翌日配達の地域宛てで引受日が金曜日と日曜日の郵便物はそれぞれ月曜日(従来土曜日)、火曜日(同月曜日)の配達となり、翌々日配達の地域宛ては引受日が木曜日と土曜日の郵便物はそれぞれ月曜日(同土曜日)と火曜日(同月曜日)に繰り下がる。その他の曜日の引受日の郵便物についても来年1月下旬~2月下旬(宛先エリアにより異なる)にかけて繰り下げていく。繰り下げは10月からの土曜日配達休止や、深夜の区分作業の人員配置を削減していくことに伴うもので、宅配便の「ゆうパック「ゆうパケット」、速達、書留、「クリックポスト」、「レターパックプラス」、「レターパックライト」などは対象外となるほか、これらは土・日・祝日の配達も続けていく。

 普通郵便物などは、これまで差し出した日の翌日あるいは翌々日の配達を原則にしていた。10月からの普通郵便の送達日数制限の緩和(差し出した日から原則3日以内)など新たな体制への移行により、それぞれ1日程度届け日を繰り下げることになる。新体制は働き方改革を進めていくためのもので、深夜から朝方まで行ってきた作業を昼間へとシフトさせることに伴う措置となる。

 繰り下げに伴い、10月からの繰り下げ実施以外の曜日が引受日となるものについては、来年1月下旬から2月下旬にかけて、翌日配達の地域宛では月曜日が引受日の場合に水曜日の配達(従来火曜日)、火曜日は木曜日(同水曜日)、水曜日は金曜日(同木曜日)、木曜日は月曜日(同土曜日)、土曜日は火曜日(同月曜日)の配達に繰り下げていく。同様に翌々日配達の地域宛ては月曜日の引き受けが木曜日(同水曜日)、火曜日が金曜日(同木曜日)、水曜日が月曜日(同金曜日)、金曜日が火曜日(同月曜日)に繰り下がる。

 深夜から朝方にかけての郵便物の区分作業は1日当たり8700人程度で行ってきたが、そのうちの約5600人を昼間への作業へシフトしていく。

 「ゆうパック」などは対象外となるのは、郵便物と作業フローが異なることや他社との競争面を考慮したものとしている。
 
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