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ジュピターショップチャンネル 千葉・船橋市に物流新拠点を稼働へ、“定点ピッキングシステム”など導入

2021年 6月10日 12:30

 ジュピターショップチャンネルが来春をメドに、新たな基幹物流拠点を稼働させる。売上規模拡大に伴う物量増加に対応しつつ、今後のさらなる事業成長や取扱商品数および出荷数増加に対応することに加え、現在は5カ所に分散している物流拠点を集約して効率化、物流関連のコスト削減なども図りたい狙いだ。

 
 同社の新物流拠点「ショップチャンネル南船橋物流センター」は今年6月末に竣工する千葉・船橋市内の地上8階建ての物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅲ」の5~8階部分を借り受けて来年4月上旬をメドに稼働させる予定。賃貸部分の延床面積は9万5000平方メートル。物流設備大手のダイフクの機械やシステムを導入し、庫内作業員が倉庫内を歩き回ることなく定位置で出荷する商品のピッキング作業が行える”定点ピッキングシステム”を採用、効率的な運用を目指すという。投資額は明らかにしていない。

 なお、庫内作業を含む物流業務は現在、委託中の住商グローバル・ロジスティクスが引き続き、請け負う。

 現状、ショップチャンネルでは基幹センターである千葉・習志野市内の「茜浜物流センター」と群馬・伊勢崎市内の拠点で商品の出荷、加えて商品保管倉庫として千葉市内に3カ所の拠点を構えている。新拠点の稼働で商品の受け入れ、保管、出荷の一連の業務を集約して効率化し、関連経費の削減を図りたい考え。また、新拠点の面積は9・5万平方メートルで現行の5つの物流拠点の合計面積(約9万3000平方メートル)よりも広く、売上規模拡大に伴う物量増や今後の事業成長、取扱商品数の拡大にも十分に対応できるという。

 同社が基幹物流センターを新設するのは2007年に「茜浜物流センター」を開設、稼働して以来、15年ぶりとなる。

 
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