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処分が行われたのは、ジェイフロンティア、ビーボ、ユニヴァ・フュージョン、ジプソフィラ、モイストの5社。
肥満気味の腹部を両手でつまんだ人物のイラストとともに「運動も食事制限もしてるんだけどもなぜか痩せない…」(ジェイフロンティア)、「食べない!でも太りたくない!そんなあなたにオススメ!」(ビーボ)、「たった1カ月で目標の数字に!」(ジプソフィラ)、などと表示していた。消費者庁は、不実証広告規制に基づき、表示の裏付けとなる合理的根拠を要求。各社が資料を提出したものの、裏付けとなる根拠とは認められなかった。処分を受けたある企業は、製品に含まれる成分に関する情報や顧客から寄せられた声、実際に愛用者が4週間から半年間、体重測定した結果や効果実感に関する資料を提出したという。
処分を前に、ジプソフィラとモイストの2社は、不当表示を認める謝罪広告を掲載。このため、消費者庁は2社を除く3社に消費者に対する誤認排除措置を命じた。また、5社に再発防止策の実施を求めた。
処分を受け、ジェイフロンティアは「お客様、関係者にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げる」との謝罪をホームページに掲載。一方で、措置命令の内容を慎重に検討し、対応を検討するとしている。ユニヴァ・フュージョンは「事実関係を確認し、今後の対応を検討」とコメント。ジプソフィラは、「薬機法は注意していたが景表法に関する知識・認識が不足していた。処分を厳粛に受け止める」としている。
2013年、ダイエット関連の健食で措置命令を受けて以来、2度目の処分となるモイストは、「(顧客に)申し訳なく、再発防止策を含め消費者庁や外部の専門機関と相談している」とコメント。2度目の処分には、「再発防止策の徹底に不足があったのか、どうしたら防げるか検討している」としている。
ビーボは「担当者の調整がつかず本紙掲載までにコメントが得られなかった」。
各社は、今後も製品の販売は継続する(ビーボは未確認)。