GMOペパボは9月11日、展開する通販サイト構築サービス「カラーミーショップ」を利用した優秀サイトを表彰する「カラーミーショップ大賞2018」の授賞式を都内で開催し、4万5000店の中から最も優秀な通販サイトを表彰する今回の"大賞"には、前々回、前回に優秀賞を受賞したわざわざ(本社・長野県東御市、平田はる香代表)が運営する手作りのパンとこだわり雑貨の通販サイト「パンと日用品の店 わざわざ」が選出された。
大賞を受賞した「パンと日用品の店 わざわざ」はウェブデザインの仕事に従事してきた平田氏が「ずっと趣味でやってきたパン作りや料理を活かした仕事がしたい」と約10年前に起業し開業した長野・東御市内に構える実店舗の薪窯で焼いた手作りのパンと菓子、オリジナルの衣料品などを販売する人気店。商品の良さはもちろん、SNSによる積極的な情報発信などで幅広い年齢層から支持を受け、前々年および前年に開催した「カラーミーショップ大賞」でも大賞に次ぐ優秀賞に選出されていた。今回も10ショップが選出された優秀賞に選ばれ、さらにその中で最も優れたショップを選ぶ「大賞」の選定で重視するデザイン、PR、成長率という基準において「総得点で圧倒的なナンバーワン」(GMOペパボ)となり、大賞を受賞した。
表彰式に登壇したわざわざの平田はる香代表(写真=中央㊨)は「今回で3回目(の優秀賞受賞)でちょっと(大賞受賞を)期待していた(笑)。大賞を受賞できたのは私の力ではなく、会社のみんなといつも商品を購入頂けるお客様のおかげ」とあいさつした。
このほか、「優秀賞」には手作りの革製小型財布などを販売する「小さいふ。クアトロガッツ」や書道用品を販売する「書遊Online」、プロ野球球団の千葉ロッテマリーンズの応援グッズを販売する「千葉ロッテマリーンズオンラインストア」など10店舗を、地域ごとに優れたサイトに贈る「地域賞」には画材・額縁の専門店「画箋堂オンラインショップマテリエ」や御朱印帳を販売する「御朱印帳専門店しるべ」、フレッシュチーズ専門店「CHEESE STAND」など21店舗を選出した。
また、顧客視点の接客で多くのファンを獲得した運営者に贈る「ベスト店長賞」には石膏像の専門店「石膏像ドットコム」、独自性の高い商品を販売するサイトに贈る「ベスト商品賞」には衣服や下着などを企画販売する「LAVI SHOP」、市場開拓やマーケティングなどを戦略的に行ったショップに贈る「ベストセレクト賞」には衣服の型紙や布、制作キットなどを販売する「布と型紙のお店クルール」、高クオリティのデザインを制作しているショップに贈る「ベストデザイン賞」は国内作家の器を中心に生活雑貨を販売する「イロドリ」、「カラーミーショップ」が実装するアマゾンのID連携・決済サービス「アマゾンペイ」を導入し利便性の高いサービスを提供したショップに贈る「AmazonPay賞」はワイン販売の「シャンパーニュ専門ショップマチュザレム」、日本文化を発信するショップに贈る「にっぽん文化奨励賞」は子供向け玩具花火を製造販売する「筒井時正玩具花火製造所」など3店舗が受賞した。
「カラーミーショップ大賞」は「カラーミーショップ」の利用サイトの中からサイトのデザインや売上成長率など様々な基準で優秀な店舗を選び、表彰する賞で14年からスタートし、今回で5回目。なお、今年度から従来までの参加希望サイトのみを1次審査の対象とする「エントリー制」から、カラーミーショップを利用する全サイトを1次審査の対象とする「オファー制」に切り替えている。初回は「北欧、暮らしの道具店」、15年度は「SOU・SOU」、16年度は「びっくりカーテン」、昨年度は「BALANCESTYLE」が大賞を受賞している。