自転車を使った宅配便業務を行うエコ配は2月20日から、ヤフーの仮想モールの出店者向けに格安な発送サービスを始める。東京や関西の大都市圏の出店者に限られるが1回350円で発送でき、最短翌日に配達する。また、荷物の集荷にも対応、さらに中小出店者にとって頭の痛いコストとなる段ボールなど梱包資材もセットで提供する。ヤフーが抱える膨大な出店者に対し、安価な配送サービスを展開することで利用社の拡大を狙う。
エコ配が始める商品の発送サービス「エコ配エコプラスEC」はヤフーの仮想モール「ヤフーショッピング」の出店者の中でも「プロフェッショナル出店」での出店者に向けたもの。「ライト出店」で出店する個人事業者や個人は対象外となる。
エコ配が自転車などで荷物の集荷が可能な東京(港・渋谷・千代田・中央・新宿・豊島・荒川・台東・墨田・文京・江東・品川の12区)、名古屋(中・中村の2区)、大阪(中央・西・北・福島・淀川・東淀川・都島・城東・東成・天王寺・浪速・生野・西成・平野の14区)、神戸(東灘・灘・中央の3区)、京都(中京・下京・上京・南の4区)の出店者を対象に、1回350円(※本州・九州・四国への発送の場合。北海道は200円、沖縄は350円が上乗せ)で発送、最短で翌日に配達、時間指定にも対応する宅配サービス20回分を1セットとして税抜7000円で専用ページで販売する。
同セットには「ヤフーショッピング」のロゴ入り段ボールなど梱包資材も付けていることが特徴。セットとなる梱包資材は4種類を用意。「宅配バッグ」(横320ミリ、高さ400ミリ、幅110ミリ)と「50サイズダンボール」(縦236ミリ、横160ミリ、高さ91ミリ)は1回350円(北海道と沖縄は別料金)だが、「80サイズダンボール」(縦381ミリ、横271ミリ、高さ129ミリの「Aタイプ」と縦316ミリ、横226ミリ、高さ236ミリの「Bタイプ」)の場合は発送1回370円(北海道と沖縄は別料金)、セット料金は税抜7400円となる。
エコ配では通常、東名阪への発送1回390円を徴収、また梱包資材も1つ20円と別売りとしているが、「エコ配エコプラスEC」では1回350円かつ梱包資材付きと割引価格で展開することで、ヤフーに出店する中小規模の出店事業者のニーズを獲得して利用社拡大につなげたい狙い。
初年度の目標利用社数などは明らかにしていないが、ヤフーによれば「プロフェッショナル出店」での出店者約10万社のうち、今回のサービスの対象となる集荷エリアにいる事業者は約2万社程度だという。「(ターゲットとする中小の)出店者にとって梱包資材のコストは結構な負担だ。安価な発送料金に加えて、梱包資材付きというのは出店者から喜ばれるはずで具体的な数は言えないが(2万社のうちの一定数は)利用頂けるのでは」(ヤフーの畑中基ショッピングカンパニー営業本部長)としている。
ヤフーはすでに仮想モール出店者向けに商品の保管、梱包、発送など物流業務の代行サービス「ヤフーロジスティクス」を展開中だが、一定量の物量を持つ有力店などの利用に限られてきた。今回の「エコ配エコプラスEC」は発送に特化しており、中小規模の出店者でも手軽に利用できる利点があり、ヤフーでも積極的に利用を促していくことで出店者の負担の軽減を図りたい考え。また、ヤフーの連結子会社のアスクルが出資して子会社化しているグループのエコ配の顧客事業者数拡大にもつなげたい狙いのようだ。
エコ配が始める商品の発送サービス「エコ配エコプラスEC」はヤフーの仮想モール「ヤフーショッピング」の出店者の中でも「プロフェッショナル出店」での出店者に向けたもの。「ライト出店」で出店する個人事業者や個人は対象外となる。
エコ配が自転車などで荷物の集荷が可能な東京(港・渋谷・千代田・中央・新宿・豊島・荒川・台東・墨田・文京・江東・品川の12区)、名古屋(中・中村の2区)、大阪(中央・西・北・福島・淀川・東淀川・都島・城東・東成・天王寺・浪速・生野・西成・平野の14区)、神戸(東灘・灘・中央の3区)、京都(中京・下京・上京・南の4区)の出店者を対象に、1回350円(※本州・九州・四国への発送の場合。北海道は200円、沖縄は350円が上乗せ)で発送、最短で翌日に配達、時間指定にも対応する宅配サービス20回分を1セットとして税抜7000円で専用ページで販売する。
同セットには「ヤフーショッピング」のロゴ入り段ボールなど梱包資材も付けていることが特徴。セットとなる梱包資材は4種類を用意。「宅配バッグ」(横320ミリ、高さ400ミリ、幅110ミリ)と「50サイズダンボール」(縦236ミリ、横160ミリ、高さ91ミリ)は1回350円(北海道と沖縄は別料金)だが、「80サイズダンボール」(縦381ミリ、横271ミリ、高さ129ミリの「Aタイプ」と縦316ミリ、横226ミリ、高さ236ミリの「Bタイプ」)の場合は発送1回370円(北海道と沖縄は別料金)、セット料金は税抜7400円となる。
エコ配では通常、東名阪への発送1回390円を徴収、また梱包資材も1つ20円と別売りとしているが、「エコ配エコプラスEC」では1回350円かつ梱包資材付きと割引価格で展開することで、ヤフーに出店する中小規模の出店事業者のニーズを獲得して利用社拡大につなげたい狙い。
初年度の目標利用社数などは明らかにしていないが、ヤフーによれば「プロフェッショナル出店」での出店者約10万社のうち、今回のサービスの対象となる集荷エリアにいる事業者は約2万社程度だという。「(ターゲットとする中小の)出店者にとって梱包資材のコストは結構な負担だ。安価な発送料金に加えて、梱包資材付きというのは出店者から喜ばれるはずで具体的な数は言えないが(2万社のうちの一定数は)利用頂けるのでは」(ヤフーの畑中基ショッピングカンパニー営業本部長)としている。
ヤフーはすでに仮想モール出店者向けに商品の保管、梱包、発送など物流業務の代行サービス「ヤフーロジスティクス」を展開中だが、一定量の物量を持つ有力店などの利用に限られてきた。今回の「エコ配エコプラスEC」は発送に特化しており、中小規模の出店者でも手軽に利用できる利点があり、ヤフーでも積極的に利用を促していくことで出店者の負担の軽減を図りたい考え。また、ヤフーの連結子会社のアスクルが出資して子会社化しているグループのエコ配の顧客事業者数拡大にもつなげたい狙いのようだ。