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ダイアモンドヘッド、中国で商品画像撮影

2010年 4月22日 18:08

7men.jpg アパレルのネット販売支援を行うダイアモンドヘッド(本社・東京都港区、柴田幸一朗社長)は、中国で商品撮影スタジオの展開を積極化している。大連と上海にそれぞれ拠点を構え、中国の工場で作られた商品を現地で撮影し通販サイトに掲載。これまで国内に入ってから撮影していた時間を短縮することで販売機会ロスを削減、通販事業者の売り上げ拡大を支援する。

 同社は昨年12月、日本から近い大連で撮影スタジオをテスト稼働した。大連では3年前からデータの入力や画像加工などを行っており、その業務実績を踏まえてスタジオの稼働に踏み切った。1方、上海では取引先企業の工場が近いことなどから旧正月明けの3月からスタジオのテスト稼働を開始した。
 大連のスタジオは約70坪、上海は約100坪。どちらも規模の拡大に伴い増床が可能という。カメラマンなどは日本人を派遣し、現地スタッフの指導に当たる。

 同社はアパレル商材の多くが中国で製造されていることに着目。「中国で製造された商品が日本に届くまで10日から2週間は掛かる。現地で商品を撮影することでサイトへ掲載するまでのリードタイムが大幅に短縮できる」(柴田社長)と判断し中国での撮影スタジオを開設した。

 通販事業者としては、同社のサービスを利用することで店頭に並んでいる商品がサイトには掲載されていないという状況を減らせるため、販売機会ロスの低減などの効果が期待できる。

 現在、同社の撮影代行サービスは「トルソー」と「置き撮り」が中心だが、大連にあるモデル学校と連携したモデル撮影も今後は行っていく予定。

 同社によると、ネット販売支援事業者で撮影スタジオを製造工場が多い中国に構えるケースは珍しいという。中国の新拠点を活用し低価格で高品質サービスの提供を目指す。

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