TSUHAN SHIMBUN ONLINE

インターネット・ビジネス・フロンティア株式会社
記事カテゴリ一覧

イケア・ジャパン  東京23区で通販開始、船橋店の商品をメールで受注

2016年 4月28日 10:19

 5-1.jpgスウェーデンのインテリア販売企業イケアグループの日本法人であるイケア・ジャパンは4月24日、実店舗の「IKEA船橋」(千葉県船橋市)において千葉県と東京23区を対象とした通販サービスを開始した。

 開始したのはメールで注文できる「メールショッピングサービス」(=画像は利用イメージ)で、購入対象商品は同店舗で取り扱う食料品を除いた家具や生活雑貨など合計8900種類。顧客が同社のウェブサイトで商品を選びショッピングリストを作成して、PDF形式に保存したリストを専用の申し込みサイトを使って送信する仕組み。

 受注から発送までのオペレーションに関して当面は既存の部署で行う予定。同店の「カスタマーリレーション部門」を中心に注文メールに対応し、その後実店舗での購入・配送手続き代行などを手がける「ピックアップ代行サービス」のスタッフが倉庫から注文商品をデリバリー部署に回して発送するという。利用料金は商品代金とオーダー手数料の500円、配送料金など。部屋搬入や組み立て、カーテン加工のサービスは別途料金が必要となる。

 同サービスは2014年に福岡県内の「IKEA福岡新宮」店舗で福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、山口(離島を除く)を配送対象に開始し、翌15年には仙台市内の「IKEA仙台」店舗でも東北6県および北海道を対象に始めていた。今回は4月24日のIKEA船橋のリニューアルに伴って開始したもので、千葉県と東京23区が対象となる。

 物量の多い首都圏で開始するのは今回が初めてとなるが「これまでも新生活シーズンで多くの物量を捌いていたのでまったく問題ない。商圏にいる顧客に対して、買い忘れた際の再来店といった手間がなく気軽に購入できる仕組みとしてスタートした」(同社)としている。

楽天 通販のよみもの 業界団体の会報誌「ジャドマニューズ」 通販売上高ランキングのデータ販売