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ギャップ、日本でネット販売開始――実店舗の返品受け取りも

2012年10月18日 17:14

2men.JPG カジュアル衣料大手のギャップジャパンは10月10日、米国本社が運営するオンラインストアの日本版サイト「Gapオンラインストア」と「バナナ・リパブリック オンラインストア」を同時にオープンした。すでに日本での知名度も高く、また、レディースやメンズ、キッズ・ベビーまで幅広い商品ラインアップを持つGapブランド。日本では珍しい返品商品の店頭受け取りサービスなどを武器に、ネット販売市場を開拓する。

 グローバルでは米国とカナダ、英国、欧州、中国で通販サイトを開設しており、日本は6つ目のサイトとなる。

 日本版の通販サイトでは、全国に105店舗を構えるGapと、24店舗を展開するバナナ・リパブリックの実店舗で販売しているのと同じアパレル製品やバッグなどの小物を店頭と同じ価格で販売する。

 未使用品に限り、注文してから30日間は無料で最寄りの当該ブランドの店舗で返品を受けることで、「ネットでも安心して買い物ができる環境を整備した」(アイリス・イェン米Gapシニアディレクター、アジア・オンライン担当)とする。ただ、郵送で返品する場合は消費者負担となり、一律525円の返品送料がかかる。

 通常、送料は6000円以上の買い物で無料となるが、オープン記念で10月末までは金額に関係なくすべての商品を送料無料とする。

 サイトの見せ方では、ページ左上部に設けた「Gap」と「バナナ・リパブリック」のタブでブランドを切り替えられるようにしており、ひとつのショッピングカートで買い回りができるようにしている。

 商品画面は米国サイトと同様に、サイズチャートやフィット感の違いを見比べられる写真を掲載。商品のディテールや素材を確認できるズーム機能も付けた。11月からはスマートフォンにも対応して利用客層を広げる。

 物流面ではネット販売専用の倉庫は持たず、店舗向けの配送拠点を活用。在庫も店頭用とネット用に分けて管理しないことが、通販で購入した商品の店頭受け取りを可能にしているようだ。
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