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スクロール、TGCのアフターパーティーで新ブランド披露

2011年 9月22日 17:38

3men.JPG スクロールは9月16日、都内で開催された東京ガールズコレクション(TGC)のアフターパーティーで新ブランド「KOAST.(コースト)」のファッションショーを行った。若い女性を中心とした約1750人の来場者を前に新ブランドの商品を披露。これまで手薄だった20代前半の女性に強くアピールした。

 ショーではモード系の「BLACK」、スイート系の「Rosa」の順に10名のモデルが登壇し、観客を魅了した。

 多数のブランドが登場するTGCと違い、アフターパーティーでのファッションショーはコーストのみ。デビューブランドがアフターパーティーでショーを行うのは初めてだという。KOAST.ブランドマネージャーの鈴木孝幸氏は、「オンリーワンのショーなので、(TGCよりも)アピールしやすい」と出展の狙いを話す。ショーの写真を雑誌広告などでも活用していく予定だ。

 ギャル系ファッションを中心とした新ブランドは2ライン用意。あくまで店頭ブランドを意識したラインアップだ。特に、モード系の「BLACK」は「ほかのブランドにはあまりないもの」(鈴木氏)だという。

 新ブランドを担当するのは、基幹媒体「ラプティ」と「ララント」から選ばれた4名。最新の流行を取り入れた20~40の新商品を毎週金曜日に通販サイトに追加する。同社では、F1層にターゲットを絞った「SPA(製造小売業)通販」の構築を目指し、トレンド性の高い商品を短期間で投入できる体制を構築している。新商品は企画から2~3カ月で市場に投入。販売からは約3カ月で売り切る仕組みとする。ただ、極力在庫を残さないためにも、売れ行きが悪い商品は1~2週間で見切りをつけて、セールで処分する。なお、カタログ通販では一般的な定番商品は用意しない。

 中心価格帯はラプティよりやや高めとなる4000~6000円ということもあり、価格戦略ではなく、ブランディングを重視。SNSを積極的に活用し、知名度向上につなげる。同社では「顧客との接点を増やすためにも、ネットだけではなく、雑誌やイベントも活用したい」(鈴木氏)としている。

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