カタログハウスは東日本大震災で被災したメーカーの商品を主力カタログの「通販生活」で掲載、販売を始めた。4月下旬に発刊した今夏号には第一弾として宮城県にあるメーカーの「こけし型懐中電灯」を掲載。企画ページでの紹介のほか、最も目立つ表紙でも同商品を掲載し、訴求力も高めている。今後も継続的に被災県のメーカーの商品を掲載・販売して被災地を支援していきたい考えだ。
カタログハウスは4月20日発行の「通販生活」夏号から新連載として「東日本大震災県のメーカーさんを応援するシリーズ」という企画をスタート。第一弾商品として宮城県大崎市内にあるLED照明の電源回路などを開発してきたメーカーである光電子の「水木あかり」を紹介した。
「水木あかり」は地元の名産品である「鳴子こけし」にLED懐中電灯を組み込んだもの。こけしを持ち上げると底に埋め込んだLEDライトが自動点灯する仕組み。こけしは地元の職人3人による手作りのため、こけしの表情や模様、木目は1つずつ若干、異なるという。なお、受注生産品のため、受注から商品配送までに2カ月以上かかるという。こけし本体は直径8センチ、高さ28センチ、重さ500グラム。税込価格は2万8350円。
充電は太陽光を活用。専用の米松材の充電台(幅40センチ、奥行25センチ、厚さ5センチ、重さ2・5キログラム)には2枚のソーラパネルを設置してこけし内部の充電池に充電する仕組み。連続点灯時間は5時間。使い切った充電池をフル充電するには直射日光では約1カ月かかるものの基本的には充電台に立てて保管するため、常に充電している状態となっており、問題はないようだ。なお、震度5以上の地震を感知すると充電台の非常灯も点灯する。
「水木あかり」は懐中電灯としては3万円近い価格設定で高額品だが、カタログハウスでは同商品を販売することで東北の雇用や地域経済に少しでも貢献できれば、としている。そのため、同商品は今回の「通販生活」夏号の表紙にも掲載。「『暗い』ときほど『明るい』が必要だ。ならば、明るい商品を使って『明るい暮し』を取り戻そう。今いちばん明るい商品や~い。あった、あった、さ、買おう。」というコピーを付け、特集ページに誘導、拡販を強化している。被災地メーカーの商品を販売する「東日本大震災県のメーカーさんを応援するシリーズ」は当面、「通販生活」で実施していく考えだ。
◇
カタログハウスは今回の試みとは別に震災地支援策として、岩手、宮城、福島県に各3000万円、茨城、青森、千葉に各1000万円で合計1億2000万円を各県の窓口に3月25日時点で寄付。併せて発熱靴下、発熱肌着、発熱タイツ、毛布などの防寒用衣料を合計3万1659枚、寄贈した。加えて、「あなた方を忘れない救済募金」を立ち上げ、2015年末まで通販生活の読者に一口2000円で寄付金を募るなどしている。
また、被災者への対策として震災で破損した商品の保障を実施。厚労省の災害救助法が適用された被災地(青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉)の顧客を対象に、5年以内に購入した商品で震災により流出、破損した商品は無償で新品を配送。購入から5年以上の顧客にも3割引で新品を販売するという。修理に関しては購入時期を問わず、無償で修理に応じるようだ。なお、商品は無事だが、支払いが残っている顧客には今年いっぱいは代金を請求しない措置を採っている。こうした措置は同社が阪神大震災の時に策定した「震災ルール」と呼ばれるもので、まずは2015年12月20日まで続ける予定。
カタログハウスは4月20日発行の「通販生活」夏号から新連載として「東日本大震災県のメーカーさんを応援するシリーズ」という企画をスタート。第一弾商品として宮城県大崎市内にあるLED照明の電源回路などを開発してきたメーカーである光電子の「水木あかり」を紹介した。
「水木あかり」は地元の名産品である「鳴子こけし」にLED懐中電灯を組み込んだもの。こけしを持ち上げると底に埋め込んだLEDライトが自動点灯する仕組み。こけしは地元の職人3人による手作りのため、こけしの表情や模様、木目は1つずつ若干、異なるという。なお、受注生産品のため、受注から商品配送までに2カ月以上かかるという。こけし本体は直径8センチ、高さ28センチ、重さ500グラム。税込価格は2万8350円。
充電は太陽光を活用。専用の米松材の充電台(幅40センチ、奥行25センチ、厚さ5センチ、重さ2・5キログラム)には2枚のソーラパネルを設置してこけし内部の充電池に充電する仕組み。連続点灯時間は5時間。使い切った充電池をフル充電するには直射日光では約1カ月かかるものの基本的には充電台に立てて保管するため、常に充電している状態となっており、問題はないようだ。なお、震度5以上の地震を感知すると充電台の非常灯も点灯する。
「水木あかり」は懐中電灯としては3万円近い価格設定で高額品だが、カタログハウスでは同商品を販売することで東北の雇用や地域経済に少しでも貢献できれば、としている。そのため、同商品は今回の「通販生活」夏号の表紙にも掲載。「『暗い』ときほど『明るい』が必要だ。ならば、明るい商品を使って『明るい暮し』を取り戻そう。今いちばん明るい商品や~い。あった、あった、さ、買おう。」というコピーを付け、特集ページに誘導、拡販を強化している。被災地メーカーの商品を販売する「東日本大震災県のメーカーさんを応援するシリーズ」は当面、「通販生活」で実施していく考えだ。
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カタログハウスは今回の試みとは別に震災地支援策として、岩手、宮城、福島県に各3000万円、茨城、青森、千葉に各1000万円で合計1億2000万円を各県の窓口に3月25日時点で寄付。併せて発熱靴下、発熱肌着、発熱タイツ、毛布などの防寒用衣料を合計3万1659枚、寄贈した。加えて、「あなた方を忘れない救済募金」を立ち上げ、2015年末まで通販生活の読者に一口2000円で寄付金を募るなどしている。
また、被災者への対策として震災で破損した商品の保障を実施。厚労省の災害救助法が適用された被災地(青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉)の顧客を対象に、5年以内に購入した商品で震災により流出、破損した商品は無償で新品を配送。購入から5年以上の顧客にも3割引で新品を販売するという。修理に関しては購入時期を問わず、無償で修理に応じるようだ。なお、商品は無事だが、支払いが残っている顧客には今年いっぱいは代金を請求しない措置を採っている。こうした措置は同社が阪神大震災の時に策定した「震災ルール」と呼ばれるもので、まずは2015年12月20日まで続ける予定。