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ビックカメラ、ファミマでカタログ配布

2010年10月21日 11:45

 家電量販店大手のビックカメラは10月12日から、北陸・四国地区のファミリーマート約480店で、家電製品を掲載したカタログの配布を開始した。代金はファミリーマートのレジで支払う仕組み。ビックでは、店舗を出店していない北陸・四国でカタログを配布することで、新規顧客の取り込みを狙う

 カタログの名称は「家電セレクション」。全8ページで、薄型テレビやブルーレイレコーダーなどのデジタル家電を中心に、冷蔵庫や炊飯器といった白物家電など約60商品を掲載している。

 12日に配布を開始したカタログは11月22日までの期間限定。11月23日から配布する第2弾のカタログでは、デジタルカメラや家庭用ゲーム機などギフト需要の高い商品を中心に取り扱う予定。なお、送料や設置手数料は無料となる。

 消費者が注文する場合は、まずビックカメラのコールセンターに電話し、注文番号を発行してもらう。その後、店舗に設置してあるマルチメディア端末「ファミポート」に注文番号を入力、出力された収納票を受け取り、レジで支払いを行う。ネット販売との連動は行わず、カタログからの電話注文のみとなる。

 ビックでは日本郵政グループと提携し、昨年から東北地区など一部地域の郵便局に同社のカタログを設置しているが、「成果が上がっている」(安部徹取締役経営企画部長)ことから、ファミリーマートとの連携を決めた。

 ビックは大都市の駅前を中心に出店しており、北陸・四国地区には店舗がない。郵便局やコンビニにカタログを設置することで知名度向上につなげるとともに、ネット販売を利用しない顧客の取り込みを進める。

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