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デロンギのオイルヒーター 子育て世代向けに販促、マス広告を積極展開

2010年 8月16日 10:20

 8-1.jpgデロンギ・ジャパンが、オイルヒーターの販売戦略を転換する。乳幼児を子育て中の世代にターゲットを絞り、広告展開を図る。広告費用も前年から約50%積み増す予定で、テレビCMや新聞広告を積極的に出稿する。「寝るのに最適の暖房」をキーワードとして、これまでデロンギを知らなかった人たちに対してもアピールし、販売台数を伸ばしたい考えだ。


 同社がデロンギブランドの認知度調査を行ったところ、「認知度を高める余地がかなりあることが分かった」(龍造寺昌信マーケティング部課長)ことから、販売戦略の転換を決めた。

 これまでは全世代を対象とした販促策をとってきたが、「ブランドの認知度を高めるには、ターゲットを絞った方が効率が良い」(同)と判断、今年の秋冬商戦では、0歳から6歳までの子供を持つ、子育て世代の母親に訴えかけていく。

 すでに、昨年末からテレビCMや新聞広告を開始。デロンギのオイルヒーターを知らない消費者に対し、その原理や特徴などを説明するというものだ。朝日新聞にオイルヒーターの全面広告を出稿したところ「予想以上の問い合わせがあった」(同)という。

 今期は認知度向上に向けて、さらにマス広告を展開する。現在、コーヒーメーカーのテレビCMを深夜に放映しているが、オイルヒーターに関しては、乳幼児の母親がテレビを見ている可能性の高い午前8時~10時に流す予定。

 また、オイルヒーターには温風を使わず、音も小さいという特徴があることから、通販や家電量販店などの販売チャネルでは、「おやすみ暖房」として打ち出していく。その際には「眠るときに、他の暖房器具を使った場合よりも快適であることや、温度のムラが少なく乾燥しないことなどを科学的に示したデータを提供していきたい」(同)という。

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