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新日本製薬 ヘルスケアの新事業、若年女性ターゲットに展開へ

2020年10月22日 13:30

 新日本製薬がヘルスケアの新事業を立ち上げた。美容や健康意識の高い20~40代の女性層をターゲットに展開。従来の通販サイトとは別に専用サイトを立ち上げ、新たな顧客基盤を構築する。ヘルスケア事業を、化粧品に続く第2の柱に育成する。
 






 新事業は、「スマートヘルスケア事業」。コロナ禍で自ら健康管理するセルフディフェンスの関心が高まる中、美容・健康意識の高い層向けに展開する。ウェブやSNS、美容情報誌などを通じて新事業のコンセプトの浸透を図りつつ、新規獲得を進める。

 商品開発は、ドクター監修で品質を担保する「Eviddence(エビデンス)」、自律的でスマートな価値観と行動をコンセプトにする「Smart Life(スマートライフ)」、効果を見える化する「Tech(テック)」という価値のいずれかを軸に行う。

 10月16日に発売した「美活プロテイン」(=画像、税込2592円)は、ココア風味の粉末飲料。「スマートライフ」をコンセプトに開発した。

 商品は、筋肉等の合成に不可欠な栄養素であるタンパク質の「夜摂取」を提案する。就寝中や昼食後など、長時間食事をしないタイミングでは、筋肉等の合成より分解が優位になる。商品は、体内の吸収効率に着目して、消化吸収が早い「ホエイプロテイン」、吸収が緩やかな「ソイプロテイン」、「カゼインプロテイン」という3種類のプロテインを配合。就寝中も持続的なタンパク質摂取をサポートする。

 商品ラインアップの拡充も図る。「テック」を軸にした開発では、アプリケーションやスマートフォンなどデジタル、IoT技術を取り入れた体調管理の提案も視野にいれる。美容・健康機器等の取り扱いは「現段階では未定」(同社)としている。

 従来の健康食品事業は、60代以降の中高齢層が主要顧客だった。主力スキンケアも20~80代と顧客層は幅広く、コア層は60代が占めていた。

 
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