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セシール、アラフォー男性の新ブランド、独自サイズなど採用

2010年 7月 8日 14:20


主婦の目線を意識し商品を訴求


セシール(本社・高松市、上田昌孝CEO)は、アラフォー世代男性向けの新カジュアルファッションブランド「nigucomfortable(ニグ コンフォータブル)」の展開を始めた。「がんばらなくても着るだけでカッコよくなれる」をコンセプトとしたもので、ターゲット層の行動や体型を考慮した商品を設計とし、着心地の良さやスマートな見栄えを追及。主要顧客である40代主婦層の目を意識した商品の見せ方などで、夫である男性顧客の獲得につなげる考えだ。
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「ニグ コンフォータブル」で展開するのは、「テーラードジャケット」「サファリジャケット」「フェイクレイヤードTシャツ」「ストライプシャツ」「カジュアルパンツ」「衿付フェイクレイヤードTシャツ」「ボーダーカットソーシャツ」「カジュアルパンツ」「ボタンダウンカットソーシャツ」の9商品。価格(税込)は2490~6990円になる。

 商品の開発に当っては、アラフォー男性の行動や体型などを研究。立体設計の採用や、身体の動きを考慮した縫製で、動きやすさや着心地の良さを高めた。また、スマートに見える視覚効果を狙いに独自のサイズ設計とするほか、着こなしをしやすい色展開でトータルコーディネートをしやすくした。

 カタログ「メンズセシール2010秋冬号」では、巻頭の5ページを使って商品を掲載。同カタログは、夫の衣服を購入するために主婦層の顧客が利用するケースが多いため、商品の見せ方も「女性が見やすい形にした」(広報)としており、着るだけですぐにカッコよくなれるという手軽さを訴求する。

 一方、着こなし提案の部分では、ネットと連携。「カッコいいお父さんへの変身」をテーマにしたコーナーで従前のファッションの男性の写真を掲載し、ネット上で同ブランド商品を着用した変身後の画像を見せるというビフォーアフターの手法でネットに誘導する。

 セシールは今回の新ブランドについて、まず中心顧客の40代主婦層に夫のファンションに関心を持って貰えるような展開を行い、その先いる男性顧客の開拓につなげる考え。同様の取り組みは他社でも見られ、千趣会でも、主要顧客である女性の向こう側にいる男性顧客の開拓を狙い、今年3月に男性向けファッションカタログ「メンズ暮らす服」を創刊している。


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