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ハーバー研究所 新ベースメーク、既存品売上高の3倍めざす

2016年 3月 3日 14:28

081.jpg ハーバー研究所は4月4日、ベースメークから3アイテムを発売する。昨年のベースメーク刷新に続いてラインアップを強化するもの。「アンチエイジングメイク」をコンセプトとして、肌状態を整える美容成分を配合する。基礎化粧品を購入する顧客のクロスセルを促し、顧客のライフタイムバリューの長期化を狙う。まずは発売から1年で既存商品の売上高の3倍を目指し、化粧水カテゴリーと同規模まで拡大したい考え。
 
 2月26日に都内で開催した新商品発表会で末広栄二社長は「ベースメークは無添加にこだわりすぎたことで出遅れていた。新しい処方で競争力のあるものができた」とあいさつした。

 肌への負担が少ない無機顔料を使用した従来のコンセプトに加え、肌状態を整える美容液成分を配合。滑らかな伸びと美しい発色で、毛穴やシワ、シミなどの悩みを自然にカバーするとした。

 主力商品は「ミネラルパウダリーファンデーション」。一般的なファンデーションで採用されている製法とは異なる製法で充填し、柔らかく滑らかな質感が特徴となる。

 ファンデーションのパウダーには干渉パールやうるおい成分を配合し、ひと塗りでシミやシワをカバーしてくすみのない美肌に導くとした。過剰な皮脂や汗をキャッチするパウダーを使用し、美しい仕上がりをキープするとした。

 美容液成分として「ハイブリッドローズ」や「ホワイトストロベリー」、「京都伏見の酒粕」のエキスを配合。抗酸化や保湿などの美容効果があるとされており、毎日使い続けることで美しい肌に導くとした。

 自社通販のほか店頭などで取り扱う。通販では色選びの難しさが購入のハードルになると判断。商品に同梱してサンプルの送付を行うほか、使用後の返品交換を受け付け、顧客の肌に合致する色を選択できるようにする。

 このほか、店頭への集客と認知度向上を目指して雑誌広告の出稿を検討。雑誌読者を招いたイベントなどタイアップ企画も視野に入れている。

 なお、同社は昨年11月に、ベースメーク商品の「ミネラルリキッドファンデーション」や下地「しっとりベースEX」などを投入。これら新商品の売上高は既存商品に比べて3倍となっており、好調な立ち上がりになっている。

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