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愛しとーと 機能性表示食品、肌の保湿やダイエット関連で届出

2016年 1月22日 10:20

 愛しとーとが昨年4月に始まった機能性表示食品制度について、すでに2商品で届出を行っている状況を明らかにした。今期は機能性表示食品の制度活用をはじめ、化粧品やヘアケア商品でも広告投資を積極化させ、「150億円の売り上げを達成したい」(中村浩之専務)と話した。1月14日、福岡市内のホテルで行われた「新春ご挨拶会」で発表した。

 新制度に対応するのは、肌の保湿で訴求する「うるおい宣言セラミドプラス」(機能性関与成分・コンニャク由来グルコシルセラミド)と、ダイエット関連で訴求する「おなか快調宣言」(同・難消化性デキストリン)。2月から受理を待つこれら商品に加え、オールインワンゲル、ヘアケア商品で新CMを展開する。

 食品事業も強化。14年に事業を継承した五ヵ山豆腐(佐賀県神埼郡)はバキングレストランの売店で豆腐を販売してきたが、通販も始めた。2月には阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)で行われる九州物産展にも出店、「コラーゲン入り豆乳もちもちパン」などの食品を販売する。

 また、1月から豆腐にも使う脊振山系の水を「奥せぶりの命の水」として販売。コラーゲンの働きを助ける「シリカ」を多く含む水として認知を高め、「コラーゲンといえば『愛しとーと』と言われる会社を目指したい」(中村専務)としている。

 昨年3月には台湾で通販事業を開始。これまでは主力の「うるおい宣言」をウェブ中心に展開してきたが、今年からテレビCMを開始する。

 14年に立ち上げた唐津支店の運営も順調に進んでいる。支店に併設するバイキングレストランは、昨年1年で約14万人が来店。健食や出汁の製造を行う唐津工場も4月までに稼働率を現状の3倍まで高める。

 1月に行った「新春ご挨拶会」では、中村専務が前期の状況を振り返った。

081.jpg 前期は、新制度の開始を受け一旦はCMの放映を休止。「『うるおい宣言』という健食が主力の中で苦渋の選択となったが、おかげで既存客との絆を感じることができた。過去最高売上、最高利益を達成した」(中村専務)と話した。4月に発売した「うるおい宣言セラミドプラス」も好調だったという。

 岩本社長は、講演会活動に注力。「2万人もの人と出会えた」と振り返った。12月には、韓国・釜山で行われた「グローバル女性リーダーフォーラム」に招かれ講演も行った。
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