ローソンは11月5日から、コンビニ店頭でアマゾン商品を注文できるサービスを開始した。利用者は店内の端末でアマゾンの通販サイトの商品を選んでレジで決済後、最短2日で商品を店頭で受け取れる。注文時にオペレーターと話ながら購入サポートを受けたり、商品選びができる。高齢者などネット販売利用に不慣れな層の利用を見込む。一部地域で開始後、来春から全国で本格展開する。来店促進策や手数料収入確保のほか、来年から本格化させる「御用聞き」のための品ぞろえ充実を狙う。(写真は記者発表会の様子。ローソンの玉塚社長㊧とアマゾンジャパンのチャン社長㊥、ローソンの野辺執行役員ホームコンビニエンス事業本部長)
店内の情報端末「Loppi(ロッピー)」を介して、アマゾンの通販サイトで販売する商品のうち、大型商品や酒類など年齢制限のあるものなどを除いた数千万点が対象。またアマゾンの直販商品のみで「アマゾンマーケットプレイス」の出品商品には対応していない。ローソンは同サービスの手数料をアマゾンから徴収するが、利用者は無料は利用できる。なお、ローソンが採用するポイント「Ponta(ポンタ)」は付与対象外となっている。
利用者が目的の商品を見つけやすいよう「シャンプー」や「ドックフード」など18の商品カテゴリーごとに「カテゴリーカード」を用意して店内の専用什器や商品陳列棚に設置(右写真参照)。同カードにはQRコードを記載しており、「ロッピー」にかざすと同カテゴリーの商品一覧画面に遷移。その中から目的の商品を選択後、「ロッピー」付属の受話器でオペレーターと通話し、注文を確定する。なお、オペレーターは注文確認などのほか、商品選びのサポートなども行う。確定後に発行するレシートを持って店内レジで決済。決済終了後、アマゾンの物流拠点からローソンの拠点経由で店舗へと最短2日で配送、利用者は当該店舗で好きな時間に商品を受け取れる。
当該サービスは顧客情報登録などは必要なく、端末操作方法もオペレーターがサポート。また店頭レジで現金で決済できることで、パソコンやスマートフォンなどを保有せず、ネット販売を行ったことがない層やクレジットカード決済に不安を持つ層の利用を促す狙い。まずは11月5日から静岡県内の199店舗で開始し、需要の有無やオペレーション体制などを把握し精査した上、来年から全国約1万2000店舗で本格展開する。
コンビニ店舗でのアマゾン商品の注文対応開始で注文、受取の際の来店時の「ついで買い」の促進やアマゾンからの手数料収入のほか、来年をメドに専用タブレット(右写真参照)を活用しながら各店舗の近隣で行なう「御用聞き」や店舗配送なども行う計画で、自社商品に加え、アマゾンをはじめとする他社商品で品ぞろえを強化し、サービス開始に備えたい考えもあるよう。
今後は店頭端末での注文対象商品をアマゾン以外にも増やしていく方針で「アマゾンが取り扱っていないかつお客様から支持される商品を持つメーカーなどと協業していきたい」(同社)とする。これらにより、ローソングループのEC流通取扱高を「現状の1200億円から2017年度には5000億円まで拡大していきたい」(玉塚社長)考え。
なお、11月4日からはすでに実施中のローソン店頭でのアマゾン商品の受け渡しサービスを改善。利用者が商品を受け取る際、「ロッピー」の操作が必要だったが、アマゾンからメール配信されるバーコードを直接、レジに提示するだけで受け取れるようにし、受取にかかる時間を短縮。今回のアマゾン商品の注文サービスに合わせてコンビニ店頭受取りサービスの利便性向上を図っている。
店内の情報端末「Loppi(ロッピー)」を介して、アマゾンの通販サイトで販売する商品のうち、大型商品や酒類など年齢制限のあるものなどを除いた数千万点が対象。またアマゾンの直販商品のみで「アマゾンマーケットプレイス」の出品商品には対応していない。ローソンは同サービスの手数料をアマゾンから徴収するが、利用者は無料は利用できる。なお、ローソンが採用するポイント「Ponta(ポンタ)」は付与対象外となっている。
利用者が目的の商品を見つけやすいよう「シャンプー」や「ドックフード」など18の商品カテゴリーごとに「カテゴリーカード」を用意して店内の専用什器や商品陳列棚に設置(右写真参照)。同カードにはQRコードを記載しており、「ロッピー」にかざすと同カテゴリーの商品一覧画面に遷移。その中から目的の商品を選択後、「ロッピー」付属の受話器でオペレーターと通話し、注文を確定する。なお、オペレーターは注文確認などのほか、商品選びのサポートなども行う。確定後に発行するレシートを持って店内レジで決済。決済終了後、アマゾンの物流拠点からローソンの拠点経由で店舗へと最短2日で配送、利用者は当該店舗で好きな時間に商品を受け取れる。
当該サービスは顧客情報登録などは必要なく、端末操作方法もオペレーターがサポート。また店頭レジで現金で決済できることで、パソコンやスマートフォンなどを保有せず、ネット販売を行ったことがない層やクレジットカード決済に不安を持つ層の利用を促す狙い。まずは11月5日から静岡県内の199店舗で開始し、需要の有無やオペレーション体制などを把握し精査した上、来年から全国約1万2000店舗で本格展開する。
コンビニ店舗でのアマゾン商品の注文対応開始で注文、受取の際の来店時の「ついで買い」の促進やアマゾンからの手数料収入のほか、来年をメドに専用タブレット(右写真参照)を活用しながら各店舗の近隣で行なう「御用聞き」や店舗配送なども行う計画で、自社商品に加え、アマゾンをはじめとする他社商品で品ぞろえを強化し、サービス開始に備えたい考えもあるよう。
今後は店頭端末での注文対象商品をアマゾン以外にも増やしていく方針で「アマゾンが取り扱っていないかつお客様から支持される商品を持つメーカーなどと協業していきたい」(同社)とする。これらにより、ローソングループのEC流通取扱高を「現状の1200億円から2017年度には5000億円まで拡大していきたい」(玉塚社長)考え。
なお、11月4日からはすでに実施中のローソン店頭でのアマゾン商品の受け渡しサービスを改善。利用者が商品を受け取る際、「ロッピー」の操作が必要だったが、アマゾンからメール配信されるバーコードを直接、レジに提示するだけで受け取れるようにし、受取にかかる時間を短縮。今回のアマゾン商品の注文サービスに合わせてコンビニ店頭受取りサービスの利便性向上を図っている。